インターハイ中止でも希望をつなぐ「明日へのエールプロジェクト」の取組
2020年、全国大会であるインターハイの中止が発表された時、多くの高校生が大きなショックを受けました。この困難な状況の中、少しでも高校生にエールを送るべく始動したのが「明日へのエールプロジェクト」です。このプロジェクトでは、トップアスリートがオンライン授業を通じて高校生やその指導者に寄り添い、様々なメッセージを届けています。
プロジェクトの概要
「明日へのエールプロジェクト」は、高校部活動の経験があるプロアスリートたちからのメッセージを基に構成されています。全30競技の高校生が対象であり、参加者は自ら抱える悩みや不安についてトップアスリートと対話することができ、彼らの経験談を通じて立ち上がるためのヒントを学ぶことができます。
6月には村田諒太選手や川口能活選手、さらに女子バドミントンの福島由紀選手やソフトボール選手の山田恵里選手など、多くの著名アスリートが講師として参加し、オンライン授業を開催しました。これらの授業は非常に人気があり、配信されたライブの視聴数は合計で8万4千を超えるなど、高校生たちの心に響く内容となっています。
受け取ったメッセージ
参加マネギャーと高校生たちからのコメントも多数寄せられています。「憧れの選手から話が聞けて、自分も応援される選手になりたい」と語った学生や、「この経験を今後の人生に活かしていきたい」といった前向きな意見が多く見受けられました。教師たちからは、「生徒たちが前向きに取り組む姿を見られる機会が得られたことが大変良かった」との声も寄せられています。
今後のスケジュール
プロジェクトは今後も続いていきます。今後予定されている授業には、元女子バレーボール選手の大山加奈さんや、女子バドミントン選手の福島由紀さん、元男子体操選手の塚原直也さんが参加予定です。各講座の参加申し込みは公式サイトにて受け付けています。
公式サイト:
明日へのエールプロジェクト
まとめ
「明日へのエールプロジェクト」は、今後も困難に向き合う高校生を支える活動として継続していきます。アスリートたちの経験を学ぶことで、学生たちが勇気を持って新たな未来に向かって踏み出す手助けをするこのプロジェクトから、今後も目が離せません。事前の申し込み必要なプログラムも多いので、興味のある高校生や指導者はぜひ参加してみてください。