高血圧治療薬「アイミクス配合錠LD/HD」が製造販売承認を取得!
高血圧治療の新たな選択肢「アイミクス配合錠」
大日本住友製薬株式会社は、2023年9月28日に厚生労働省から高血圧症治療薬「アイミクス配合錠LD/HD」の製造販売承認を受けたと発表しました。この薬は、長時間持続する効果を持つ新たな治療選択肢として期待されています。
「アイミクス配合錠」の成分と特長
「アイミクス配合錠」は、イルベサルタンとアムロジピンベシル酸塩を組み合わせた配合剤です。イルベサルタンは24時間降圧効果が持続するARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)、アムロジピンベシル酸塩は強力な降圧作用を持つカルシウム拮抗薬として知られています。この組み合わせにより、単独の投与では十分な降圧効果が得られない患者さんにも、より良好な降圧効果を提供できることが臨床試験で確認されています。
具体的には、「アイミクス配合錠LD」はイルベサルタン100mgとアムロジピン5mgを含むのに対し、「アイミクス配合錠HD」はイルベサルタン100mgとアムロジピン10mgを含んでいます。特筆すべきは、アイミクス配合錠HDが国内初のアムロジピン10mgを含む配合剤である点です。
共同開発と販売契約
大日本住友製薬は、2012年に塩野義製薬と「アイミクス配合錠LD/HD」に関する並行販売契約を締結しており、両社は薬価基準の収載後にこの製品の発売を予定しています。これにより、より多くの高血圧患者さんにこの新薬を届けることを目指しています。
効能・効果と使用方法
「アイミクス配合錠」の効能・効果は高血圧症であり、使用方法としては通常、成人には1日1回1錠を経口投与します。ただし、高血圧治療の第一選択薬としては使用しない場合があるため、患者さんの症状に応じて医師の指示に従うことが重要です。
期待される影響
大日本住友製薬は、「アイミクス配合錠LD/HD」を通じて、国内の高血圧症治療に大きく寄与できることを目指しています。高血圧は、心疾患や脳卒中のリスクを高めるため、効果的な治療薬の普及が求められています。この新薬が提供されることで、患者さんの日常生活の質が向上することが期待されています。
結論
「アイミクス配合錠LD/HD」の承認は、高血圧症治療薬の新たな展開を示唆しており、多くの患者さんにとって頼もしい選択肢となることでしょう。今後の発売に大きな期待が寄せられます。
会社情報
- 会社名
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大日本住友製薬株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市中央区道修町2-6-8
- 電話番号
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06-6203-5321