LMIグループ、リワード型リテールメディア「AdCoinz」で新たな展開
LMIグループ株式会社(以下、LMIグループ)は、最近リワード提供型リテールメディア「AdCoinz(アドコインズ)」に関して特許を取得したことを発表しました。これは、広告業界における新たな方向性を示す重要なステップとなりそうです。
背景と市場の動向
近年、個人情報保護に対する関心が高まる中で、広告業界ではサードパーティCookieへの規制が強化されています。この影響で、従来のデモグラフィックデータを活用したターゲティング広告の実施が難しくなりつつあります。そのため、企業は自社で直接収集した顧客データ、いわゆる「ファーストパーティーデータ」の活用に目を向け始めています。この点において、リテールメディアは今後の広告市場における「第三の波」と称されるほど注目されています。
LMIグループは、これまで1200件以上の小売企業に関わってきた経験を基に、リアル店舗が持つ人流データや顧客データを十分に活かせていない現状を認識し、リテールメディア事業に踏み出しました。
AdCoinzの特長と機能
「AdCoinz」は、従来の媒体とは異なり、消費者に対してリワードを提供する仕組みが特徴的です。具体的には、QRコードをスキャンしたり、専用アプリをダウンロードしたりすることで、消費者はその場で使えるクーポンなどのリワードを獲得できます。
この新しい広告メディアは、消費者に付加価値を提供する一方、広告主に対してはリード獲得と広告効果の評価に必要なデータを提供します。そして、リテール企業は広告収益に加え、消費者がリワードを利用して追加購入を行うことでさらなる利益を期待できるのです。
「AdCoinz」は、リテール業界におけるすべてのステークホルダーに対し、新しい購買体験を提供し、「顧客体験価値」を拡充することを目指しています。
特許の概要
特許番号は特許第7523174号(P7523174)で、発明の名称は「システム、コンピュータ、プログラムおよび情報処理方法」です。この特許は2024年7月18日に登録され、LMIグループの今後のサービス展開に大きく寄与することでしょう。
LMIグループの使命
LMIグループは、「LEGACY MARKET INNOVATIONⓇ」というスローガンのもと、未発見の価値を見出し、社会に実装することで新たなイノベーションを生み出すことを目指しています。リアル店舗のデータを活用したインストアマーケティングソリューションと広告主、消費者、リテールを結びつけるメディアプラットフォーム「AdCoinz」を通じて、さらに高い体験価値の創出と空間価値の最大化を目指しています。
これからも、LMIグループは小売業者に対し、新たな購買体験を提供し続け、業界全体の発展に寄与することを誓います。詳細は
公式サイトおよび
サービスサイトをご覧ください。