無印良品「アンデスウール」シリーズが登場
無印良品を展開する株式会社良品計画は、2023年10月6日から「アンデスウール」シリーズを発売すると発表しました。今回は、紳士用と婦人用を合わせて4つのアイテムがラインナップされています。良品計画は常に「感じ良い暮らしと社会」の実現を目指し、天然素材を使用した商品や、環境に配慮した商品開発に取り組んでいます。
アンデスウールの特徴
今回の「アンデスウール」シリーズでは、ノンミュールジングで育てられたアンデスウールを使用したセーターが登場します。このウールは、アンデス山脈特有の厳しい自然環境で育った羊から採取されています。標高3,800mから4,800mの高地で育つ羊は、寒暖差の激しい環境に適応するため、しっかりと太い毛を持っています。このため、非常に丈夫でボリューム感のあるセーターが実現しました。
ノンミュールジングのメリット
良品計画は動物福祉を考慮し、ノンミュールジングウールのみを使用しています。これは、羊が痛みを伴うことなく毛を生産する方法です。アンデス山脈は涼しい気候のため、虫が湧く心配が少なく、ミュールジングが必要ない状況です。これにより、安心して使用できる商品を提供しています。
地域への貢献
アンデス山脈は世界的に有名なアルパカの産地であり、かつてはウール産業も盛んでした。しかし、最近ではメリノウールの輸入が増え、アンデスウールは使用されることが減少しています。良品計画は、消費が低迷しているアンデスウールを活用することで、地域産業の活性化に貢献しようと考えています。この取り組みによって、現地のコミュニティを支え、持続可能な開発を促進することを目指しています。
商品詳細
新たにラインナップされるアイテムの一例は、婦人用アンデスウールのベストです。このベストは、長袖Tシャツやアウターの下に着ることで冬の重ね着スタイルを楽しむことができるデザインです。ケーブル柄が立体的なアクセントとなり、シンプルな装いに華やかさを加えます。
また、紳士用のアンデスウールジャカード編みクルーネックセーターも製造されています。このセーターは太めの糸でざっくりと編まれたボリューム感のあるアイテムで、ジャガード編みの模様が特徴的です。
今後の展開
良品計画は、今後も「感じ良い暮らしと社会」の実現に向けて、さらなる天然素材の活用と環境負荷の低減を重視した商品開発を進めていく意向です。新しい商品がどのように暮らしに寄り添っていくのか、今から期待が高まります。
商品ラインナップの詳細はこちらでご確認ください。