新時代のRPA自動化:自律型AIエージェント「exaBase」の登場
株式会社エクサウィザーズのグループ会社、株式会社Exa Enterprise AIが、画期的な自律型AIエージェント「exaBase だれでも自動化」のβ版提供を開始しました。この新たなサービスは、従来のRPA(Robotic Process Automation)ツールが抱えていた運用課題を解消することを目的としています。
RPA運用の課題と解決策
日本企業において、RPAは日常業務の自動化手段として活用されてきました。しかし、特に構築には専門知識が必要で、メンテナンス負荷が高くなることで導入・運用における課題も存在します。これらの課題に対して、Exa Enterprise AIは自律型AIエージェントとブラウザ自動操作技術を駆使することで、業務の自動化を実現。これにより、IT技術に不慣れな従業員でも簡単にRPAを構築できるようになります。
「exaBase」の特徴
1. 見せるだけで構築
ユーザーが通常通りに業務を操作することで、AIが自動的にRPAを構築。これにより、専門知識が無くても簡単に自動化を始められます。
2. 伝えるだけで変更
業務の変更が必要な場合、自然な言葉で依頼するだけでAIが理解し、対応。その結果、業務の流れを維持したまま簡単に変更が可能です。
3. 承認だけでエラー修正
システムの表示が変わった際も、AIが自動で対応。導入者は修正点を承認するだけで、最小限の手間で運用を続けられます。
4. 高いセキュリティ基準
Exa Enterprise AIは、一般的なブラウザエージェントと異なり、実行内容の承認機能を持った設計。人間の承認を経て初めてアクションが実行されるため、安心して利用できます。
名古屋鉄道との協力事例
名古屋鉄道では「exaBase」を利用して、社内申請の内容チェックを自動化する試みが始まっています。IT部門が受け取った申請書をもとに、業務の自動化構築や変更の効果を検証。これにより、業務効率の向上が期待されています。
営業業務の生産性向上
Exa Enterprise AIは、自社の営業部門でも「exaBase」を活用し、商談後の議事録作成や顧客管理ツールへのデータ転記を自動化。これにより、業務の手間を大幅に削減し、結果として多くの時間を節約しています。具体的には、商談1件あたりの作業時間を15分から2分に短縮し、月に約140時間の業務時間を削減することに成功しました。
今後の展望
「exaBase だれでも自動化」は、2025年第2四半期にβ版を提供し、同年秋には正式サービス開始を予定しています。今後も多くの業務を自動化し、企業の生産性を向上させることを目指しています。このサービスの詳細やβ版優先案内の申し込みは、公式ウェブサイトにて受付中です。ぜひご期待ください。