ローランド・ベルガーがM&A支援を強化
世界的な戦略系経営コンサルティングファーム、株式会社ローランド・ベルガーが、M&A支援の拡大にあわせて新しい組織「トランザクション&インベスター・サービス」(TIS)を強化しました。これにより、投資のライフサイクル全体を支援する体制が整い、特に日本市場におけるサービスを一層充実させることが期待されます。
M&A支援の新しい展開
今回新たにTISの責任者としてシニアパートナーの中川勝彦が就任。彼のリーダーシップのもと、超大型から中型のPMI(統合後の企業価値向上)を重視したM&Aの支援を行う予定です。また、中堅企業に向けた財務アドバイザリーサービスも開始されることが発表されています。これにより、あらゆる規模の企業に対し、よりパーソナライズされたM&Aサポートが提供されることになるでしょう。
中川氏は、「投資家が日本企業に求める価値が変化してきている」と語り、PBR改善などの本質的な企業価値向上についても言及しました。また、クライアントにとって有意義なサービスを提供する姿勢を強調し、競争力向上に向けて取り組む意欲を示しています。
組織体制と新メンバーの加入
さらに、呉哲民(オ・チョルミン)氏がTISだけでなく企業変革を支援する組織「RPT」(Restructuring, Performance, and Turnaround)のパートナーとしても参画。これにより、戦略の明確化と実行支援の両面での強化が期待されています。ローランド・ベルガーでは、投資ニーズに応じた多様なアプローチを考慮したサービス提供が進められています。
グローバルなリーダーシップネットワーク
TISは、プライベートエクイティファンドや企業など多くのクライアントに対し、包括的なコンサルティングサービスを展開します。具体的には、「プライベート・エクイティおよび戦略的投資家向けサービス」、「トランザクション・サービス」、「M&A/財務アドバイザリー」の3つの主要な柱で、業界全体のバリューチェーンをカバーするフルサービス・プロバイダーとして機能します。
持続可能な企業の実現へ
ローランド・ベルガーは、1967年に設立され、ドイツのミュンヘンを本社しておりますが、持続可能な企業と経済の発展に向けて様々な業界での変革を支援してきました。すべてのプロジェクトにおいてサステナビリティを重視し、クライアントの期待に応え続けます。
未来に向けた展望
今回のTISの強化を通じて、ローランド・ベルガーは日本市場におけるサービスの質を向上させることを目指しています。クライアントのニーズに応じた柔軟な支援と、長期的なパートナーシップの形成を重視し、持続可能な成長を共に目指していくことが大切です。今後、新メンバーの加入や組織強化による成果が期待される中、さらなる進展が見込まれます。