Tech Direction Awardsの創立
近年、デジタル技術がますます進化し、さまざまなシステムが複雑化しています。このような変化の中で必要とされるのが、テクニカルディレクションです。これを背景に、新たに発足したのが「Tech Direction Awards」です。これは、アイデアや表現だけにとどまらず、それらを形にするためのテクニカルディレクションに優れたプロジェクトを評価し、その普及を目指しています。
発足の背景
テクニカルディレクションの重要性は、特にデジタルプロジェクトにおいてますます高まっていますが、まだ十分に認知されていません。Tech Direction Awardsでは、隠れた才能や素晴らしいプロジェクトを表彰することにより、一般の人々にその重要性を伝えることを目指しています。
審査員のご紹介
Tech Direction Awardsの審査には、業界の第一線で活躍する優れた専門家が集結しています。主なメンバーは以下の通りです:
- - 大西 拓人(ソニーグループ株式会社)
- - 岡田 敦子(株式会社ファブリカ)
- - 荻野 靖洋(株式会社コネル)
- - 久我 尚美(株式会社博展)
- - 今 雄一(note株式会社)
- - ⻄濱 大貴(株式会社博報堂)
- - 馬場 鑑平(株式会社バスキュール)
- - 森岡 東洋志(ベースドラム株式会社)
※敬称略
プレアワード「第0回 Tech Direction Awards」
正式な第1回を前に、プレアワードとして「第0回 Tech Direction Awards」が開催されました。このイベントは、部門や評価方針、審査フローを策定する目的で行われました。2022年1月から2023年3月に発表されたプロジェクトが候補に選ばれ、審査されました。受賞者には特別にデザインされたNFTトロフィーが贈呈されます。
受賞プロジェクト
「第0回 Tech Direction Awards」における受賞作品は以下の通りです:
Digital Product部門
- - Gold:mocopi™(ソニー)
- - Silver:カチャカ(株式会社Preferred Robotics)
Digital Service部門
- - Gold:Luma AI(Luma AI)
- - Silver:Plask motion(Plask)
- - Bronze:Audio Shot(旧:AudioTokenDistributor)(SUSHI TOP MARKETING株式会社 / エヴィクサー株式会社)
Digital Experience部門
- - Gold:時計の捨象 #01(SEIKO)
- - Silver:24時間ARライブ配信「ゼスプリヘルシーハント」(ゼスプリ インターナショナル ジャパン株式会社)
- - Bronze:Unlearning the Visuals 『回す』(WOW inc.)
Website / App部門
- - Gold:ABEMAで全64試合を無料生中継「FIFA ワールドカップ カタール 2022」(株式会社AbemaTV)
- - Silver:KUBOTA FUTURE CUBE(株式会社クボタ)
- - Bronze:MoAR – Museum of AR(Whatever Co.)
R&D / Prototype部門
- - Gold:XRAYHEAD(今井 健人 / 茅野 遥佳 / 小鷹 研理)
- - Silver:LiDR -Liquid Drawing-(サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社)
- - Bronze:Active Slate(ソニー)
特別賞
評価の総評
第0回を通じて、さまざまな気づきを得ました。特に、テクニカルディレクションの評価基準を明確にする必要性や、事例ベースの評価が難しいことなどが浮き彫りとなりました。これを踏まえて、第1回以降は自薦による公募を予定しており、応募内容の詳しい情報提供を求める方針です。このアワードが純粋に評価される場となることを目指しています。
協賛企業
このアワードは、ゴールドスポンサーとして株式会社博報堂とベースドラム株式会社、シルバースポンサーとして株式会社博展や株式会社コネルが協賛しており、メディアパートナーとして株式会社知財図鑑も参加しています。
主催は一般社団法人テクニカルディレクターズアソシエーションで、テクニカルディレクターの支援や認知向上を目指し、様々なイベントや広報活動を行っています。公式サイトも是非ご覧ください:
Tech Director's Association