ソニービズネットワークスの「マネージドクラウドポータル」に新機能追加
ソニービズネットワークス株式会社(東京都渋谷区)は、AWSの生成系AIサービス「Amazon Bedrock」を活用したセキュリティソリューションや便利な機能を「マネージドクラウドポータル」に新たに実装したことを発表しました。この進化により、セキュリティの強化と業務の効率化が期待されています。
新機能の概要
今回追加された機能は、主に以下の2つです:
1.
セキュリティアラート通知のデプロイおよび管理機能
2.
カスタマイズAPI コマンドサジェスト機能
これらの機能は、クラウド環境の運用や管理をよりスムーズにし、ユーザーが直面するいくつかの課題を解消することを目的としています。
セキュリティアラート通知機能
新たに導入された「セキュリティアラート通知のデプロイおよび管理機能」は、脅威を検知した際に「Amazon Bedrock」を通じてAWSのセキュリティアラートを分析し、自然言語で記述したアラートメールを生成します。この機能は、従来の課題であったリソースの状況把握やアラート履歴の管理が難しいという問題を改善します。マネージドクラウドポータルを通じて自動化されたソリューション構築により、これらの情報を視覚的に把握できるようになります。
カスタマイズAPI コマンドサジェスト機能
さらに、APIに関する新機能「カスタマイズAPI コマンドサジェスト機能」は、登録したAPIコマンドを便利に活用できるように設計されています。この機能では、実行したいAWSリソースのジョブを選ぶと、生成系AIが適切なコマンドを提案します。この利便性により、ユーザーは多くの時間を節約し、APIコマンドへのハードルが大幅に下がると見込まれています。
生成されるコマンドの中には、実行が不可能なものも含まれるかもしれませんが、基本的にはユーザーにとって有用なサポートとなることでしょう。
AWS「マネージドクラウド with AWS」の利点
「マネージドクラウド with AWS」は、専門知識がなくても簡単にAWSの導入や運用を開始できるサービスです。このサービスにより、企業は見える化、自動化、セキュリティ強化に関して、信頼性の高い運用支援が受けられます。さらに、AWS Direct Connectを通じた高速・安全なネットワーク接続も実現し、企業のクラウド運用のニーズに的確に応える内容となっています。
詳細な情報は、
ソニービズネットワークスの公式サイトを参照してください。
Amazon Bedrockの魅力
「Amazon Bedrock」は、さまざまなAI企業がモデルトレーニングしたフルマネージド型のサービスであり、選択肢が多彩です。これを活用することで、ユーザーはプライバシーとセキュリティを維持しつつ、生成系AI機能をアプリケーションに手軽に統合することが可能になります。詳細については、
Amazon Bedrockの公式サイトをご覧ください。
会社概要と今後の展望
ソニービズネットワークス株式会社は、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社によって設立され、法人向けICTソリューション「NURO Biz」を提供している企業です。2019年からは法人向けのクラウド・ネットワークサービスを統合することで、競争力を強化し続けています。今回の新機能追加は、クラウド運用をさらに最適化し、顧客のニーズに応えることで今後の成長を支援していくことが期待されています。