国産オーツミルクの未来
2024-10-08 18:58:26

未来369ファーマーズが創る新たな国産オーツミルクの可能性とは

株式会社未来369ファーマーズは、2024年9月に設立された新興企業で、国産プラントベースミルクの開発を目指しています。特に注目されているのが、国内で栽培されたオーツ麦を100%使用したオーツミルクの発売予定です。この製品は日本初の試みであり、国産オーツミルクとして2024年12月には市場に登場する見込みです。これまでの3年間にわたる栽培実験や研究開発が実を結んだ形で、農研機構や酪農学園大学との連携により生まれました。

製品の特徴と背景


未来369ファーマーズのオーツミルクの最大の特徴は、国内で収穫されたオーツ麦を100%使用していることです。このオーツ麦は岡山県産で、低農薬で栽培された希少なものを選定。オーツミルクの市場は急速に拡大していますが、多くの場合、流通しているオーツミルクは輸入素材に依存していて、冷凍輸送や熱処理による酸化が避けられません。その点、国内で新鮮なオーツ麦を用いた未来369ファーマーズのオーツミルクは、美味しさと安全性を兼ね備えています。オーツミルクはアレルギー症状のある方にも適しており、食物繊維が豊富で健康志向の人々からの支持も受けています。

農業の未来とバリューチェーンの確立


近年の農業は様々な課題に直面しています。所得水準の低下や食料自給率の低迷が問題視される中、未来369ファーマーズは国産の植物性ミルクを普及させることで、農業の活性化を目指しています。国内ではオーツ麦の自給率が非常に低く、現在は0.1%に過ぎません。そこで、国産オーツミルクの普及を通じて農家を支援し、収益源となる作物を育てる循環が求められています。バリューチェーンの構築を通じ、国内の食文化の多様化を進め、豊かな未来の食生活をサポートしていく意義があります。

出展イベント


また、株式会社未来369ファーマーズはアジア最大のコーヒーイベント「SCAJ2024」にも出展を予定しています。イベントは2024年10月9日から11日まで東京ビッグサイトで開催され、そこでオーツミルクの魅力を発信する機会が設けられています。紙幣(岡山市)ブース内で、独自の製品を披露し、飲食業界や消費者に向けた新しい提案を行う予定です。

組織と展望


この会社を率いる篠原健志氏は、広告業界での豊富な経験を持ち、特に生活に密着したサービスの開発に注力してきた人物です。彼は植物性ミルクの普及を通じて、日本の農業と食文化に新たな変革をもたらすことを目指しています。植物性ミルクに対する理解を深め、国産のオーツミルクを体験してもらうことで、消費者への浸透を図り、健康的で持続可能な未来を築こうとしています。

より美味しく、安全で手頃な値段の国産植物性ミルク。これこそが未来369ファーマーズが提供する価値であり、農業や地域経済を支えるための挑戦でもあるのです。


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会社情報

会社名
株式会社 未来369ファーマーズ
住所
東京都港区北青山1丁目3-1アールキューブ青山3階
電話番号

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