アバーメディアが新エッジAIボックスPC『QL601B』を発表
2025年10月1日、アバーメディア・テクノロジーズ株式会社は、最新のエッジAIボックスPC『QL601B』の発表を行いました。この新製品は、スマートリテールやスマート監視カメラの運用に特化した設計がなされており、業界のニーズに応える革新的な技術を搭載しています。
製品の特徴
『QL601B』は、Qualcomm® Dragonwing™ QCS6490プラットフォームを基に設計されており、高い性能と省電力性を両立させたエッジAI用途向けのPCです。ファンレス設計でコンパクトな筐体ながら、豊富なI/Oインターフェースを備えており、情報キオスクやPOS端末、さらにはAIを活用したセキュリティカメラやスマートサイネージへの利用が可能です。
対応OSと多様なアプリケーション
この製品は、Windows 11 IoT、Ubuntu、Qualcomm Linux 1.3(Yocto)、Android 13といった多様なOSに対応しています。そのため、ユーザーは様々なエッジAIアプリケーションを柔軟に開発・運用することができます。
メモリとストレージ
『QL601B』は、8GBのLPDDR4メモリと128GBのUFS 2.2ストレージを搭載しており、迅速なブートとスムーズな処理を実現しています。これにより、ユーザーは高速な操作感を享受しつつ、必要なデータの保存も容易になります。
ネットワーク機能
- - 有線および無線LAN、Bluetoothのネットワーク機能が搭載されており、別売オプションでLTEや5Gモジュールを追加で搭載することも可能です。
映像音声I/Oインターフェース
- - HDMIやDisplayPortの出力、MIPI CSIカメラ入力、USB Type-Cポート、microSDスロットなど多彩な映像音声I/Oインターフェースが搭載されており、シームレスな接続が可能です。
遠隔管理機能
- - 別売オプションのAVerMedia OOB機能により、遠隔からの電源管理、OTAアップデート、監視、保守が可能で、ユーザーは安心して運用できます。
セキュリティ機能
- - Qualcomm TEEに対応し、セキュアキーの格納、信頼できるアプリケーションの実行、コンテンツ保護を実現しています。これにより、データの安全性が確保されます。
Raspberry Pi 5との互換性
- - また、Raspberry Pi 5に対応したカメラや周辺機器とのI/O拡張にも対応しており、柔軟なカスタマイズが可能です。
正式発売と今後の展開
『QL601B』は、2025年10月1日より受注を開始し、国内市場にも順次投入される予定です。アバーメディアは、今後もこのようなエッジAIデバイスを通じて、さまざまな産業分野でのAI導入を推進していくとしています。
公式ウェブサイトでの詳細情報は、
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アバーメディアの概要
アバーメディア・テクノロジーズは映像および音声技術に特化した専門集団であり、幅広いAIアプリケーションに対応したエッジAIデバイスとソリューションを提供しています。スマートシティやロボティクス、産業オートメーションにおけるAIの導入を加速させるための取り組みを行っています。
【製品に関するお問い合わせ】
アバーメディア・テクノロジーズ株式会社
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