ゼニスの伝説的クロノメーター「G.F.J.」の新解釈
2026年4月14日、ジュネーブのWatches and Wondersで、ゼニスはその歴史的なクロノメーター「G.F.J.」の特別版を発表しました。このモデルは、わずか20本しか生産されない極めて希少なタイムピースであり、素材には独特なタンタルを使用しています。バゲットカットのダイヤモンドインデックスも際立っており、その華やかさがこの時計の魅力を増しています。
「G.F.J.」は、ゼニスの創業者、ジョルジュ・ファーブル=ジャコの名にちなんで名付けられたものであり、時計製造史上において数多くの賞を受賞したクロノメータームーブメント、キャリバー135の現代における象徴とも言えます。今回の「G.F.J.」コレクションは単なる復刻版ではなく、精度を追求する新しい技術革新を示すプラットフォームです。この新しい解釈では、クロノメーターの精度が高度な素材の使用へと広がっています。
タンタルの特性
タンタルは非常に高密度で耐腐食性に優れる金属であり、時計製造においては非常に取り扱いが難しいとされています。そのため、加工には特殊な技術と工具が必要です。ゼニスは、この貴重な金属の力強さを引き出し、時計としての個性を際立たせています。
このタイムピースが持つブラックオニキスの文字盤は、ポリッシュ仕上げによりまるで液体のような表面を持っています。6時位置に設けられたスモールセコンドカウンターには、グレーのマザーオブパールが使われており、非常に洗練されたデザインが感じられます。さらに、周囲にはギョーシェ模様が施され、11個のバゲットカットダイヤモンドが精密に配置され、単純な構造の中に芸術的な美しさを加えています。
キャリバー135の革新
「G.F.J.」の心臓部には、1940年代後半に開発されたキャリバー135があります。このキャリバーは、天文台クロノメトリーコンクールで235の賞を獲得し、1950から1954年にかけて5年連続で1位を達成した実績を持っています。21世紀向けに再設計されたこのムーブメントは、直径30 mmで2.5Hzの振動数を維持し、パワーリザーブは約72時間に及びます。優れた精度を誇るこの時計は、COSC認定を受けており、日差±2秒以内の精度です。
限定生産と販売
ゼニスが手がけるこのEPICな「G.F.J.」は、わずか20本限定生産であり、ゼニスの直営ブティックでのみ販売されます。その価格は税込みで11,220,000円と、非常に高級な価格設定となっています。
この「G.F.J.」は、時計製造における最高峰を極めた一品であり、買い手にとってはただの時計以上の価値を持つコレクションアイテムと言えるでしょう。
将来的にこの時計を手にすることができる方は、その特異なデザインと技術革新によって、至福のひとときを体験できることでしょう。
ゼニス公式サイトで詳しい情報をご確認ください。