ジェイテクトの発行
2024-11-08 06:54:28

ジェイテクトがサステナビリティ・リンク・ボンドを発行へ。環境への取り組みに新たな一歩

株式会社ジェイテクトは、環境への取り組みを一層強化するため、国内社債市場においてサステナビリティ・リンク・ボンドを発行することを発表しました。この新たな社債は、ESG目標の達成状況に応じてその条件が変わる仕組みを採用しており、環境保護活動のさらなる促進が期待されています。特に、ジェイテクトは「環境チャレンジ2050」のビジョンのもと、「All for One Earth」をスローガンに掲げ、持続可能な未来に向けた取り組みを進めています。

このサステナビリティ・リンク・ボンドの特徴は、ジェイテクト全体で2035年にカーボンニュートラルを達成するため、2026年度から2030年度までの期間におけるScope1およびScope2でのCO2排出量削減目標が設定されている点です。具体的には、2027年度末までに28.2%の削減を目指し、これを達成したかどうかは特定の日に評価され、達成していなければ公益のために排出権を購入する必要があります。

発行する社債は、最大200億円までの規模を予定しており、発行年限は5年です。社債の名称は「株式会社ジェイテクト第13回無担保社債(サステナビリティ・リンク・ボンド)」で、2023年11月下旬に条件が決定される見込みです。また、この社債発行に必要な資金は、ジェイテクトグループとしてのCO2削減活動や環境問題解決に向けたソリューション事業の加速に役立てられます。

加えて、サステナビリティ・リンク・ボンドのフレームワークに関しては、国内の第三者評価機関である株式会社日本格付研究所(JCR)の評価を受けており、国際資本市場協会(ICMA)の定めた原則に従っていることが確認されています。また、構造設計においては、SMBC日興証券や三井住友銀行の協力を得ていることも特筆すべき点です。これにより、透明性と信頼性を兼ね備えた社会的意義の高い投資商品へと仕上がっています。

この新しい社債の発行によって、ジェイテクトは環境問題への具体的なアプローチを示し、他の企業にも良い影響を与えることが期待されています。持続可能な発展を促進するための資金調達が、企業と地球環境の調和に寄与することを願っています。私たちが直面している環境危機に対して、企業がどのように行動するかが問われている今、ジェイテクトの取り組みは重要な一歩と言えるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社 ジェイテクト
住所
愛知県刈谷市朝日町1-1
電話番号
0566-25-7217

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