日本の介護技術を活かした高齢者向け複合施設がベトナムにオープン

新たな福祉の形、ホーチミンに誕生

2025年6月11日、ベトナムのホーチミン市に「IKI IKI CENTER」がオープンしました。この施設は、アクティブシニアや高齢者のために設計された介護予防型の複合施設で、日本の介護技術が活かされています。介護予防にフォーカスした施設は、ベトナムでは非常に珍しく、その重要性が高まる中での新たな取り組みとして注目を浴びています。

介護予防に向けた新しい施設「IKI IKI CENTER」

「IKI IKI CENTER」は、体を動かすことをサポートするスポーツジムや、リラクゼーションを提供するヨガ・ヒーリング・整体のスタジオ、地域の人々が交流できるカフェを併設しており、高齢者の健康維持を目指すコミュニティーセンターとして機能します。

現在、ベトナムは急速な高齢化が進んでおり、それに伴って介護サービスのニーズも増加しています。しかし、介護予防を重視した施設はほとんどなく、IKI IKI CENTERが新たに提供する価値は、地域の経済発展にも寄与すると期待されています。私たちは、介護という枠を超えて「生き生き」とした毎日を提供することを目指しています。

TSUKUI PLAN VIETNAMの貢献

当社の子会社であるTSUKUI PLAN VIETNAMは、この新施設の設立において内装設計や人材採用、運動機器の選定、運営体制の構築など、幅広いコンサルティングサービスを提供しました。これにより、日本の介護技術を適切にベトナムの文化に合わせた形で導入しています。特に、介護予防に特化した施設としての特性がメディアでも取り上げられ、多くの関心を集めています。

技能実習生の新たな活躍の場

この施設の運営には、当社で技能実習を受けた元技能実習生2名がリーダー職として関わっています。彼らは、日本で培った技術と知識を活かして、地域に密着した介護サービスを提供することが期待されています。また、これにより技能実習生にとっても母国での新たなキャリアの機会となり、将来的にはさらなる実習生が同様に活躍できる場となることを目指しています。

今後の展望と決意

当社とTSUKUI PLAN VIETNAMは、今後もベトナム国内での介護サービスの普及を進めていく予定です。日本の介護技術をベースにした知識と経験を活かしながら、地域の高齢者がより豊かに生活できる環境作りに貢献していきます。また、技能実習生のキャリア支援にも力を入れることで、グローバルな人材育成にも寄与したいと考えています。

株式会社ツクイ概要

1983年に介護事業をスタートした株式会社ツクイは、現在国内で560か所以上のデイサービスを展開しています。介護を核とした事業だけでなく、人材事業やIT事業なども手掛け、さらに成長を続けています。「超高齢社会の課題に向き合う」というミッションの下、地域に密着したサービス提供を通じて豊かな社会の実現を図っています。

さらに詳しい情報は、株式会社ツクイコーポレートサイトをご覧ください。