御堂筋の滞在空間実験
2025-09-22 11:21:35

東京大学学生が提案する御堂筋の滞在空間配置実験が開催

滞在空間再考: 東京大学学生の新たな挑戦



東京大学工学部都市工学科の有志学生による社会実験『ジグザグテラス淀屋橋』が、今年9月22日から28日まで大阪・御堂筋の歩道で実施されます。このプロジェクトは、近年注目されている人中心の都市デザインを基にしたもので、特に「滞留空間」をテーマにしています。

概要と背景



『ジグザグテラス淀屋橋』は、今年6月にオープンした淀屋橋駅直結の複合施設「淀屋橋ステーションワン」がある場所で行われます。この取り組みは、御堂筋での人々の交流を促進することを目的としており、まちづくりに興味を持つ市民、特に新しい商業施設の利用者やオフィスワーカーを対象としています。

実験は、都市工学科の4年生3名によるもので、彼らは春から現状の御堂筋の歩道環境や滞在環境を調査し、実際に企業や行政へのヒアリングを重ねて計画を進めてきました。これにより、30mごとに配置するファニチャーが滞留空間として良い影響をもたらすことや、市街景観に馴染むための「ジグザグ配置」のメリットが確認されました。

実験内容



イベント中は、ウォーカブルなまちづくりを推進するため、様々なファニチャーが登場します。随所に設置される“寝そべりチェア”や木漏れ日を作り出す“フラクタルテント”、仕事帰りに利用できる“カウンターベンチ&ハイチェア”等、使い勝手やデザインにこだわった空間が用意されています。また、9月25日には配置替えが行われ、直線配置からジグザグ配置に変更され、その効果が評価されます。アンケート調査やAIカメラによる利用状況の分析も予定されており、参加者からのフィードバックを重視している姿勢が伺えます。

特に注目なのが、9月26日(金)の朝には「朝活」としてピラティス体験教室が開催されることです。このイベントは、利用者が気軽に参加できる形で、健康や癒しを提供することを目指しています。

学生の思いや取り組み



参加する3名の学生は全員大阪出身で、今回の実験に対して様々な思いを抱いています。

多賀谷勇佑さんは、「御堂筋での社会実験を見て、少しでも変化をもたらせれば」と語り、米倉美結さんは「実空間の計画は初めての経験で、思い入れのある場所で実施できることが嬉しい」と述べました。一方、杉山太智さんは「万博イヤーに少しでも関わることができて嬉しい」と、その意義を感じています。彼らの取り組みは、多くの人々に新しい街の楽しみ方や、滞在空間の重要性を再認識させる良い機会となるでしょう。

まとめ



この社会実験を通じて、御堂筋はよりフレンドリーで利用しやすい空間へと進化できる可能性を秘めています。都市プランナーの視点から見ても、今後のトレンドとなるかもしれません。開催日程には、様々なプログラムが用意されており、参加することで緑豊かで健康的な御堂筋の魅力をも楽しむことができるでしょう。人々が集い、語らい、リフレッシュできる場所をぜひ体験してみてください。


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会社情報

会社名
東京大学大学院都市デザイン研究室
住所
東京都文京区本郷7-3-1東大本郷キャンパス工学部14号館906
電話番号
090-5257-2359

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