アーティストTERÁNの独創的な個展が日本に上陸します
4月27日(日)から5月25日(日)まで、東京都渋谷区のGalerie GEEK/ARTにおいて、スペイン在住のアーティスト、TERÁNによる日本初の個展『Fantasías de Picasso(ピカソの幻想)』が開催されます。本展のテーマは、「もしもパブロ・ピカソが葛飾北斎の生きた江戸時代を歩いたら」という、幻想的で魅惑的なものです。
この個展では、ピカソが架空の旅人として北斎の描いた風景や人物たちと出会い、時空を超えた対話を行う様子が、TERÁNの独自のスタイルで表現されます。浮世絵特有の美しい線や大胆な構図を取り入れ、日本の伝統美と自身のアートスタイルを融合させたこの作品群は、ただの絵画にとどまらず、異なる文化と時代が交差する新たな創造の形を提案します。
TERÁNは、ヴェネツィア派の技法を背景に持ち、これまでにもピカソやフォンタナ、シャガールなどの巨匠たちの作品を独自に再解釈してきた経歴を持っています。彼の「ポップ・リアリズム」というスタイルは、精緻なリアリズムとポップアートのダイナミズムが共存し、伝統と革新を見事に組み合わせた魅力的な世界を構築します。
今回の個展は、まさにアートが時代や文化を超えて対話を続ける姿を見せる試みです。TERÁNの作品を通じて、生き生きとした想像力が呼び起こされ、今の時代だからこそ求められる新しい創造の可能性を体感できることでしょう。
開催概要
展示タイトル:『Fantasías de Picasso(ピカソの幻想)』
期間:2025年4月27日(日)〜5月25日(日)
定休日:水曜日
開場時間:午後2時〜午後6時
入場料:無料
会場:東京都渋谷区神宮前6-23-6 1F Galerie GEEK/ART
後援:駐日スペイン大使館
オープニングイベントも設けており、展覧会初日の前日、4月26日(土)には、来日するTERÁN本人によるアーティストトークやライヴペイントが行われる予定です。このイベントは、参加者が彼の独創的な制作過程を直に見ることができる貴重なチャンスとなります。
オープニングイベント詳細:
開催日:4月26日(土)
開催時間:午後3時〜午後6時
入場料:無料
会場:東京都渋谷区神宮前2-4-11 Daiwa神宮前ビル1F LIVE ART BOOKS Event Space
アーティストについてTERÁN
TERÁN(テラン)はチリ出身で、現在はスペインに在住のアーティストです。都市の風景や視覚的記憶をテーマに、伝統と現代性を巧みに融合させ、特に欧米を中心に活動し、高い評価を得ています。彼の作品は、2013年には「ラテンアメリカの100人のパーソナリティ」に選出された実績を持ち、巨匠たちに敬意を表するシリーズ『Tribute to the Geniuses』など、多くの注目を集めています。
TERÁNは、異なるスタイルを組み合わせることで、絵画の常識を再構築し続けるアーティストです。彼の作品を通して、私たち観覧者は、アートの枠を超えて新たな視点を得ることができるでしょう。この機会に、TERÁNの芸術の世界をぜひ体感してください。
私たちギークピクチュアズは、アートを通じて有と無、個と個をつなぐことを目指しています。今回の個展が、多くの人々に想像力と可能性を呼び起こすことを願っています。