水素エネルギーの実証
2025-03-28 10:27:50

パナソニックが水素エネルギーを活用した新しいソリューションを実証開始

パナソニックが水素エネルギーを活用した新しいソリューションを実証開始



パナソニック株式会社は、グリーン水素を利用したエネルギーソリューション「Panasonic HX」の実証運用をドイツ・ミュンヘンにある「Panasonic Campus Munich」で始めました。今回の取り組みは、オフィスやラボ、ショウルームを含むカスタマーエクスペリエンスセンター(CXC)棟の電力供給を、再生可能エネルギーで賄うことを目的としています。

この新しい実証設備では、純水素型燃料電池と太陽電池を組み合わせたハイブリッドシステムが導入され、電力の需給に応じたエネルギーマネジメントシステム(EMS)が構築されています。このシステムにより、ミュンヘンの気象変化やCXC棟の電力需要に対応しつつ、持続可能なエネルギーの安定供給を実現することを目指しています。

パナソニックHXの特徴



「Panasonic HX」は、需要に応じて柔軟に連携できる純水素型燃料電池と、太陽電池、蓄電池を組み合わせることで、より効率的なエネルギー供給を図るソリューションです。AIを活用した独自のEMSによって、発電の効率を最大化し、エネルギーの無駄遣いを抑えることが期待されています。このシステムは、災害時のレジリエンスを高め、多様な電力需要に適応できる点が特徴です。

以前には滋賀県草津や英国ウェールズの工場での実証運用を行っており、今回のミュンヘンでの実証は、オフィス施設を対象とした初の試みとなります。具体的には、最新型の10 kW純水素型燃料電池5台を導入し、既存の太陽電池から得られるエネルギーを活用して、100%再生可能エネルギーで電力を賄います。これにより、電力需要の変化に応じたエネルギー供給が可能となります。

環境への配慮と事業の将来性



今回のプロジェクトは、環境問題への取り組みにも寄与するものです。水素は、温室効果ガスを排出しないクリーンなエネルギー源として期待されており、パナソニックはその利用を進めることで、持続可能な社会の実現に向けた貢献を目指しています。また、この実証運用を通じて地元企業との関係構築も図り、水素関連事業の基盤を強化していく方針です。

今後の展望



この実証プロジェクトは、地域特性や使用シーンに最適な「Panasonic HX」の実現を目指しており、長期的には水素社会の実現やカーボンニュートラルの達成に寄与することが期待されています。パナソニックは、Well-beingとSustainabilityが共存する未来を目指し、再生可能エネルギーのさらなる導入を進めていくことで、気候変動への対策に貢献していく考えです。

詳細な情報は、プレスリリースをご覧ください。


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会社情報

会社名
パナソニックグループ
住所
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121

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