第18回キッズデザイン賞受賞！子どもたちを守る植物の里親プロジェクト

子どもたちの未来を守る『植木の里親』プロジェクト

第18回キッズデザイン賞を受賞した株式会社やましたグリーンは、「植物の里親」と「もらえる植物園」を通じ、子どもたちの未来を守る新たな環境教育の形を提案しています。このプロジェクトは、地域の環境保全や持続可能な社会づくりに貢献し、家庭と自然とのつながりを深めることを目的としています。

取り組みの背景と課題

都市化やライフスタイルの変化に伴い、私たちの生活環境には多くの課題が見えています。特に庭を持つ家庭が減少しており、子どもたちが植物と触れ合う機会が少なくなっている現状があります。また、庭じまいや伐採が進むことで、自然に対する意識も薄れつつあります。そんな中、やましたグリーンは「植物の里親」と「もらえる植物園」プロジェクトを立ち上げました。この取り組みは、植物と家庭を結びつけ、子どもたちに植物との共生の喜びを感じてもらうことを目指しています。

独自性と工夫

このプロジェクトは、人や動物の里親制度にヒントを得て誕生しました。家庭で育てることが難しい植物を「もらえる植物園」で管理し、地域住民に開放しています。子どもたちは、植物の世話や手入れを通じて自然と触れ合い、環境教育を受けています。さらに、この取り組みを教材として小中学校の課外授業や、障害者の職業体験プログラムに活用しており、地域全体が参加する形にしています。

成果と波及効果

2012年にスタートしたこのプロジェクトは、SDGsの普及と共に急成長を遂げました。これまでに2800以上の植物を救出し、そのうち2100以上に里親が決定しています。里親となった家庭では、子どもたちが植物を通じて成長しており、多くの保育園では自らの手で木登りや落ち葉遊びを楽しむ姿が見られます。また、このプロジェクトは約750トンに及ぶ植物を引き取り、伐採によるCO2排出軽減を約190トンも実現しました。これにより、多くの賞も受賞し、サステナブルな取り組みとして広く評価されています。

今後の展望

やましたグリーンは、「子どもたちの未来を守る」との理念のもと、今後もさらなる環境づくりに取り組んでいく所存です。この活動を通じて、地域の未来を守り、次世代に美しい環境を引き継いでいくことが私たちの使命です。引き続き地域の皆様からの支援をお願い申し上げます。

詳しくは、やましたグリーンの公式ウェブサイト（やましたグリーン）をご覧ください。