TECTURE AWARD 2024 NCN賞の受賞作発表
2024年のTECTURE AWARDにおいて、株式会社エヌ・シー・エヌが贈るNCN賞の受賞作品が決まりました。このアワードは、建築およびインテリア作品の多様性や創造性を称えるもので、特に木造建築における革新的な取り組みが評価されます。
NCN賞の目的と背景
エヌ・シー・エヌは、地域社会における持続可能な建築の推進に寄与することを目指しています。今回選ばれたのは、SE構法を採用した3つのプロジェクトです。各作品には賞金として10万円が授与されるとともに、エントリー作品の一般投票者の手により受賞者が決まります。
SE構法とは
SE構法は、金物仕口を利用した木造軸組構法であり、一般的な木造の在来工法では創出が難しい幅広い空間構成を可能にします。今回の受賞作品は、特にその特性を活かした設計が評価されました。
受賞作品
1. 無印良品 日田(株式会社MUJI HOUSE 法人事業部)
近代的な店舗施設の設計として、商空間に耐力壁を排除する大胆なアプローチが特徴です。柱が並ぶことで、開放的かつ効率的な空間利用を実現しています。詳細はこちらの
作品ページから。
2. AXIS HOLDINGS 新築工事(BLANCA architects)
スキップフロアや吹き抜けを活用した設計で、自然光が多く取り込まれるオフィス空間が生まれました。生産性を支持する開放感と利便性を高める工夫が随所に見られます。
こちらの作品詳細。
3. 田井の家Ⅱ(バウムスタイルアーキテクト)
この住宅のリビングは、高い天井と大きな開口部が特徴的で、居住空間の快適さと美しさを両立させています。理想的な住まいを求める方には特に魅力的なプロジェクトです。作品に関する詳細は
こちら。
SE構法採用の「桑原の家」も注目
NCN賞とは別に、SE構法が取り入れられた「桑原の家」(設計:グランアーキテクト一級建築士事務所)が、TECTURE AWARD 本賞の4THにも選ばれています。この作品は、細部のデザインに優れ、居住性を高める工夫に溢れています。詳細は
こちら。
今後の展望
エヌ・シー・エヌは、今後も持続可能な社会の実現に貢献すべく、木質化や木造化の理念の下で活動を続けることを表明しています。今回の受賞作を通じて、設計士たちがどのように新しい価値を建築に見出していくのか、期待が寄せられています。
詳細な情報はTECTURE AWARD公式サイトをご覧ください:
TECTURE AWARD。