松阪市に蓄電所
2025-12-03 10:24:50

三重県松阪市に初の系統用蓄電所が開設、2026年から本稼働へ

新たな電力インフラの形、松阪市の系統用蓄電所



三重県松阪市に、再生可能エネルギーの安定供給を支える系統用蓄電所が新たに設置されることが決まりました。サステナブルホールディングス株式会社が手掛けるこのプロジェクトは、2026年2月から試運転に入り、同年6月には実際の運用が始まる予定です。

系統用蓄電所とは?


系統用蓄電所の役割は、余剰電力を蓄え、需要の高まる時間帯に電力を放出することにより、電力需給のバランスを保つことにあります。再生可能エネルギーが広がる中、この役割はますます重要になってきています。

具体的には、系統用蓄電所は以下の3つの市場において活用されます。
1. 卸電力市場(JEPX):電力の価格差を利用した売買が行われます。
2. 需給調整市場:瞬時の需給の調整を担います。
3. 容量市場:将来の供給力を確保するために貢献します。

松阪系統用蓄電所の詳細


本蓄電所は、地域に根差した豊富な実績を持つ山口電気工事株式会社が施工を担当し、松阪市の電力安定化に寄与することを目指しています。

基本情報


  • - 設置場所:三重県松阪市
  • - 規模:出力1,995kW/容量8,340kWh
  • - 稼働予定:試運転2026年2月、本稼働2026年6月頃
  • - 導入蓄電池:自社ブランド「Raptor」(REPT BATTERO社OEM)
  • - 施工会社:山口電気工事株式会社
  • - 運用方法:ユーザーはアグリゲーターを通じて卸電力、需給調整、容量市場に参加することになります。

特徴・メリット


  • - 高い安全性と長寿命を誇る液冷式蓄電池を採用しています。
  • - 日本の土地条件に柔軟に対応可能なキャビネットタイプに仕上げています。
  • - アグリゲーターを通じて安定した市場参加が可能です。

サステナブルホールディングスの独自性


サステナブルホールディングスは、自社ブランド「Raptor」の提供だけでなく、蓄電所ディベロッパーとしても事業を展開している稀有な企業です。この二本柱のビジネスモデルを採ることにより、競合他社に対して優位性を持ちながら、電力問題の解決に貢献しています。

今後の展望


今後も系統用蓄電所の開発及び運営を継続し、地域の電力安定供給に寄与していきます。また、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを強化。再生可能エネルギーの拡大に必要な蓄電インフラを提供し、より安定した電力需給の確保や、日本のエネルギートランスフォーメーション(GX)を支える存在となることを目指しています。

この新たな取り組みが、松阪市のエネルギー問題の解決に向けた大きな一歩となることを期待しています。


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会社情報

会社名
サステナブルホールディングス株式会社
住所
東京都渋谷区桜丘町3番2号渋谷サクラステージSAKURAタワー6階
電話番号
03-6821-5668

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