ステージレース三陸
2020-03-10 16:00:29

震災から10年、新たな希望を繋ぐステージレース「三陸311」

ステージレース「三陸311」の魅力



東北・三陸地方の美しい自然と震災からの復興をテーマにした、日本最大級のステージレース「三陸311」が2021年夏に開催されます。このレースは、311kmにも及ぶコースを数日に分けて走るスタイルで、選手たちが毎日キャンプ地を拠点にして競技を行います。

「ステージレース」とは、特定のゴールに向かって一定の距離を分けて走り、成績を集計する形式。自転車の「ツール・ド・フランス」や自動車の「パリ・ダカール・ラリー」に似た形式ですが、ランニングでは「サハラマラソン」が有名です。現在、日本国内で300kmを超える規模のステージレースは少なく、まさに「三陸311」は特別な存在です。

三陸の魅力を体感する旅



「ステージレース311」は、単なる競走ではなく、三陸地域の魅力を発見する旅でもあります。リアス海岸の美しい入り江や、山と海が同時に楽しめる貴重なトレイル、さらには豊かな海の幸と山の恵みが詰まったローカルフードも、参加者を惹きつけます。

特にユニークなのは、一部の区間で三陸鉄道を利用するというアイディア。ランニングレースにおいて、公共交通機関を使うことは珍しく、このレースならではの体験と言えるでしょう。

スタート地点は岩手県宮古市の浄土ヶ浜から始まり、山田町、大槌町、釜石市、大船渡市、陸前高田市、さらに宮城県気仙沼市、南三陸町までを走破します。この過程で、地域の自然や文化を改めて感じることができます。

震災の記憶と新たな希望



「三陸311」の企画は、東日本大震災の直後に生まれました。被災地のボランティアとして経験したスタッフは、美しい風景とともに「海を見ながら山を走る」という独自の魅力に気づきました。その後、復興が進むまでイベントの開催はできないものの、ステージレースの形で地域を盛り上げるアイディアが生まれました。

311kmという距離は、震災の記憶を忘れないための意図が込められています。地元の人々と共に新しい三陸を宣伝し、希望を届けるための取り組みです。

実施概要と期待される参加者



イベント名は「ステージレース三陸311」。2021年の夏を目指し、岩手県と宮城県にまたがる各市町で行われます。参加者は500人を予定しており、2021年3月から参加者の募集が開始される予定です。また、2020年8月にはプレ大会も計画されています。

「ディスカバー・リアス」というNPO法人がこのイベントを支え、地域の自治体とも連携して進めています。震災から10年を迎えるこの年に、三陸地方の新たな魅力を発信するチャンスです。

終わりに



今こそ、スチージレース「三陸311」に参加して、自然と地域の魅力を再発見しつつ、震災からの歩みを共にするチャンスです!新しい仲間との出会いや、忘れられない思い出を作る機会として、全国からの参加者の申し込みを待っています。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人ディスカバー・リアス
住所
岩手県大船渡市末崎町平林87-1-404
電話番号
090-3908-3611

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