2025年4月1日、国立競技場にてNTTドコモグループの合同入社式が行われました。このイベントでは、約1,500人の新入社員が出席し、革新的な試みとしてNFTを活用した入社証明書の発行を行いました。この取り組みは、法人向けweb3ソリューションを展開する株式会社クリプトリエがNTT Digitalやteketと協力して実施しました。
新たな試み
合同入社式の主なハイライトは新入社員に発行された入社証明書です。この証明書はNFT(ノンファンジブルトークン)としてデジタル形式で提供され、参加者は個人のデジタルウォレットに保管できます。これは、入社の思い出をデジタルに保存できる新しい形の証明書と言えるでしょう。
さらに、入社式内では新入社員を対象にした謎解きゲームが行われました。チームを組んで様々なミッションをクリアするこのゲームでは、参加者がNTTドコモグループのブランド理念を学びながら楽しむことができました。また、NFTがゲームの重要な要素として機能し、報酬の獲得に繋がりました。
NFTの活用効果
本取り組みが期待される成果の一つは、社内エンゲージメントとコミュニケーションの向上です。デジタル技術を取り入れることで、社員がより参加しやすい環境が整います。さらに、NFTを含む先端技術の積極的な導入により、企業文化のデジタルシフトも進むと考えられています。
また、web3技術の実践的な活用ノウハウを蓄積することで、NTTドコモグループの将来的な事業展開に役立つでしょう。入社式がただの式典ではなく、新たなビジネスチャンスを模索する場でもあるのです。
各社の役割
この共同プロジェクトにおいては、各社がそれぞれ異なる役割を果たしました。
- - クリプトリエ: NFTマーケティングプラットフォーム「MintMonster」を提供。
- - NTT Digital: 標準ウォレット機能として「scramberry WALLET SUITE」を組み込み。
- - teket: 入社式入場チケットや NFT配布を電子的に実現するソリューションを提供。
企業情報と「MintMonster」
NTT Digitalやteketと共に進められたこの取り組みは、企業がNFTをビジネスに生かすための進化したツール「MintMonster」を活用しています。このプラットフォームはNFTを簡単に配布・受取できるだけでなく、様々な施策の効果も測定する機能を持っています。
この取り組みが成功することで、今後法人向けのweb3ソリューションがますます盛んになり、企業や個人が新たな体験を享受できる環境が拡大することが期待されます。