経結膜的埋没式重瞼術の新たな研究成果
美容外科の分野で、執刀医の経験が術後の合併症に与える影響が注目されています。TCB東京中央美容外科の橋本晋太朗医師が主導する研究が、国際的な美容外科学術誌「Archives of Aesthetic Plastic Surgery」に掲載され、特に二重埋没法における技術の重要性が示されました。
研究の概要
この記事では、橋本医師の論文「Impact of surgical experience on postoperative complications in transconjunctival buried suture blepharoplasty: a single-center retrospective study」を中心に、その背景、方法、結果について詳しく見ていきます。
背景
経結膜的埋没式重瞼術(TCB)は、低侵襲な手術手技として近年多くの支持を集めています。この手法の特徴は、皮膚を切開せずに施術を行えること、術後の合併症リスクを低減できること、さらには長期にわたって美しい重瞼線を維持することです。しかし、技術的な難易度が高いため、術後の治療成績は執刀医の経験に大きく依存します。
研究方法
本研究では、TCBを施行した200症例を解析対象としました。施術は単一の術者によって行われ、症例を初期群(最初の100例)と後期群(次の100例)に分け、臨床的特徴と術後合併症の発生率を比較しました。
結果
研究の結果、術後の合併症は初期群に比べて後期群で有意に低下していることが分かりました。具体的には、13%から3%に減少し(P=0.017)、主観的な合併症の発生率や術後1ヶ月以内の合併症についても後期群の方が優位性があることが示されました(それぞれ P=0.030、および P=0.016)。後期群では、術後の腫脹や角膜刺激、さらには重瞼線の消失といった合併症は認められませんでした。これらのデータは、執刀医の経験が術後合併症の発生率を効果的に減少させることを示唆しています。
結論
本研究は、執刀医の経験が経結膜的埋没式重瞼術における合併症発生にどのように影響を与えるかという重要な示唆を提供します。技術の洗練と熟練に伴い、合併症のリスクが低下することが実証されたのです。これは、患者に対する安全性を高め、より良い施術結果を得るための有効な手段であると言えるでしょう。
TCBの取り組み
TCB東京中央美容外科は、日本全国で104院を展開し、身体への負担が少ないプチ整形を含む多様な美容医療メニューを提供しています。「理想のあなたを着飾る」をテーマに、患者様のニーズに寄り添った施術を行っています。今後もこのような研究を通じて、より高品質な医療を提供し続けることを目指しています。
研究者紹介
橋本晋太朗
TCB京都駅前院院長。彼の取り組みが、今後の美容外科の進展にどのように寄与するか、非常に楽しみです。
公式SNS:
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