ダーツで認知症改善
2025-09-11 11:56:07

ダーツを通じた認知症改善の可能性、県立広島大と共同発表

ダーツを活用した軽度認知症改善研究の発表



近年、高齢化が進む日本において、認知症の問題が深刻化しています。2025年には約700万人の方が認知症を患うと予想されています。このような背景の中、株式会社ダーツライブと県立広島大学、高知健康科学大学、ONE ENTERPRISEが共同で行った研究が注目を集めています。今回の研究では、ダーツを用いた活動が軽度認知症の改善に寄与することが明らかになりました。

研究の概要



この研究は、広島県と長崎県に住む軽度認知症が疑われる高齢者を対象に行われました。具体的には、ダーツ教室を2週間ごとに開催し、半年間にわたってダーツゲームを楽しむという介入が行われました。

使用された認知機能の評価には、「MoCA-J」という国際的に認知された検査が選ばれました。この結果、27名の参加者のうち16名に改善が見られ、特に記憶力や注意力が有意に向上したことが報告されました。この成果は、認知症リスクの高い高齢者においても約6割に改善効果が見られたことになります。

ダーツの効果



ダーツは、ただのゲームではなく、身体的な運動と認知的な挑戦を両立させるスポーツです。投げる動作には空間認知力やバランス能力が必要であり、点数を計算したり、戦略を立てたりすることは、記憶力や注意力を刺激します。さらに、ダーツは複数人で行うことができるため、鼓舞し合いながら社会的な交流も促進される特性があります。

金子氏は「ダーツゲームが軽度認知症の改善に有効だと証明できて嬉しいです。今後もこの情報を広め、より多くの人にダーツを活用してもらいたい」と語っています。このような取り組みが普及すれば、高齢者の健康維持や認知症予防に寄与することが期待されます。

認知症予防に向けて



日本では、認知症の発症を遅らせるために運動と認知トレーニングを同時に行う「二重課題」が推奨されています。ダーツは、楽しみながら運動と脳トレを兼ね備えたスポーツとして、今後の高齢者支援に貢献する可能性があります。

この研究結果は、単なる学術的な成果に留まらず、今後の高齢者向けプログラムの展開にも影響を与えそうです。高齢者が元気で活力ある生活を送るために、ダーツを取り入れた新たな活動に目を向ける必要があるでしょう。

まとめ



この研究を通じて、ダーツを通じた認知症改善の可能性が証明されました。楽しみながら脳を鍛え、地域社会でのコミュニケーションを促進する未来が期待されます。今後の研究と実施に注目したいところです。


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会社情報

会社名
株式会社ダーツライブ
住所
東京都品川区西品川一丁目1番1号住友不動産ガーデンタワー
電話番号

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