アルペンスキー界に新たな光、「J:COM賞」の新設
2025年5月14日、東京で開催された「SNOW AWARD」にて、アルペンスキーの若手選手を支援する「J:COM賞」が創設されました。この賞は、アルペンスキーにおける次世代選手の夢と挑戦を後押しするために設けられたもので、受賞者には海外遠征支援金が贈られます。初回の受賞者には、FISワールドカップ出場権を獲得した片山龍馬選手と、スポット出場の渡邉愛蓮選手が選ばれました。
夢への第一歩、選手の成長を支える
特に注目なのは、片山選手の成長です。2018年から始まった「全日本アルペンスキーU16強化支援プロジェクト」は、次世代選手の育成を目的に様々なサポートを行っています。プロジェクトの初年度参加者である片山選手は、近年の努力が実を結び、ついにW杯への出場を果たしました。これにより「J:COM賞」が誕生することになり、選手たちの奮闘を讃え、さらなる成長を期待させるものとなりました。
J:COMの支援活動の充実
J:COMは、スポーツ分野に限らず、教育や文化の顔を持った多岐にわたる取り組みを行っています。具体的には、スマートフォンの安全な使い方を指導する「ZAQあんしんネット教室」、小中学生向けの将棋大会など、地域社会に根ざした活動を展開しています。また、全日本スキー連盟のU16チームへの支援によって、若い選手の国際経験の促進にも寄与しています。
受賞者のコメント
片山選手は、「J:COM賞」の受賞に際して、自分が中学生の頃に受けた機会が今の成功に繋がっていると感謝の意を表しました。これからもU16プロジェクトが続くことを期待し、次世代選手がW杯で活躍できるよう、共に頑張っていく決意を示しました。
渡邉選手も同様に感謝の気持ちを伝え、これまでの支援が彼女の成長の糧であると述べ、今後の挑戦に向けての意気込みを語りました。
技術とメンタルを磨く
両選手ともに、ジュニア時代からトップランカーとしてのプレッシャーを経験し、成長期間中のサポートの重要性を語りました。J:COMの取り組みが、選手たちにとってどれほど価値あるものであったかは計り知れません。メディアトレーニングや強化合宿も果たし、指導者やサポーターと一体になって、高め合う環境が整っています。
今後の展望と期待
全日本スキー連盟のアルペンヘッドコーチも、このプロジェクトを通じて多くの若い選手が夢を持ち続け成長していることを嬉しく感じています。今後も次世代選手が国際舞台で活躍するための道が作られ、その先に日本アルペンスキー界の栄光が待っていることでしょう。
今後もJ:COMが支援する次世代の挑戦に、私たちも注目し、共に応援していく必要があります。選手たちの活躍が日本スキー界の未来を明るく照らすことを心より期待しています。