群馬県立産業技術センターが導入した協働運搬ロボット《サウザー》
群馬県前橋市に位置する群馬県立産業技術センターが、企業の人手不足問題解決を目指して、協働運搬ロボット《サウザー》を導入したことを発表しました。この新しいロボットは、地域の中小企業にとって、大きな助けとなることが期待されています。
群馬産業技術センターの取り組み
群馬産業技術センターでは「デジタルソリューションラボ(DSL)」を設置し、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速するための各種デジタル技術を展示しています。展示される技術には、5G、ロボット、IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)などが含まれます。見学者は、これらの技術を実際に体験することができ、企業の課題解決に向けた新たなアイデアが生まれる場となっています。
今回導入されたサウザーは、特に無人搬送車(AGV・AMR)のカタログにも登録されており、中小企業省力化投資補助金による支援を受けることができます。この補助金制度は、人手不足に苦しむ企業がロボットを導入する際の購入費用の最大50%を補助するものです。サウザーシリーズは現在、4機種・5製品がカタログに掲載されています。
サウザーの特徴
《サウザー》は、操作が非常に簡単で、数個のボタンとスティック操作のみで動かすことが可能です。自動走行機能や追従機能も搭載されており、専用機器やアプリを使用せずに直感的に利用できる点が評価されています。また、群馬産業技術センターの小林氏は、サウザーを導入することで現場の運搬に関する課題が解決できる可能性を期待しています。
このロボットは、人手不足に直面する現場においても低コストでの導入が可能であり、多くの中小企業がサウザーを活用することで生産性向上が図れるのではないかと考えられています。
企業へのサポート
群馬産業技術センターは、地元企業からの人手不足や運搬に関する相談も多く寄せられています。そのため、サウザーの導入は地域経済にとって大きな意味を持つでしょう。特に、中小企業省力化投資補助金を活用することで、導入障壁も大きく低くなると見込まれています。
まとめ
群馬県立産業技術センターの《サウザー》導入は、デジタル化の流れを背景に、中小企業の人手不足解消を目指す重要なステップとなるでしょう。今後も同センターは、各地の産業技術センターとの連携を強化し、地域の企業を支えていく姿勢を示しています。詳細な展示内容や見学の予約については、群馬産業技術センターへのお問い合わせが推奨されます。
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