新しい音楽制作の形、ボカロが身近に
音楽制作の未来が、ついに携帯電話の中にやってきました。ヤマハ株式会社は、10月20日より『Mobile VOCALOID™ Editor』のサブスクリプション版を提供開始。これにより、iPhoneやiPadを使って、いつでもどこでもボカロ楽曲を制作できる環境が整いました。
VOCALOIDとは?
「VOCALOID」とは、2003年にヤマハが開発した歌声合成技術のことです。ユーザーが歌詞とメロディを入力することで、リアルな歌声を生成することができます。この技術は、アーティストや音楽制作をする多くの人々に利用され、今や様々な音楽ジャンルで使われています。
手軽さと新しい機能
新たに登場するサブスクリプション形式では、月々660円(税込)で本格的な音楽制作が可能となります。これにより、音楽に関心がある全ての人が手軽にボカロを楽しむことができるようになります。
今回のバージョンには、新合成エンジン「VOCALOID:AI」が搭載されています。この技術により、歌声はさらに自然で表現力豊かになり、聞く人の心に響く楽曲作りが実現します。また、今回特に注目される新ボイスバンク「asa」は、その儚く透明感のある歌声が特徴で、感情豊かな表現をサポートします。
追加ボイスバンクの選択肢
アプリ内でのボイスバンクの追加購入が可能であり、ユーザーは「初音ミク」や「Megpoid」、「音街ウナ」、さらには「IA」などの40種類以上のボイスバンクから好みのものを選び制作に役立てることができます。これにより、音楽制作の幅がさらに広がり、オリジナルな楽曲が生まれることが期待されます。
使い方は簡単
『Mobile VOCALOID Editor』を使うことで、スマートフォンやタブレットの画面上でピアノロールを使用してメロディを入力し、ひらがな・カタカナで歌詞を加えるだけで制作が開始できます。また、iOS対応の外部MIDI機器との接続も可能で、他のアプリや機器と連携して、より自由度の高い楽曲制作が楽しめます。
発売記念イベント
この新たなアプリのリリースを記念して、10月25日と26日に「ボカロなんでも相談会」をYamaha Sound Crossing Shibuyaで開催します。このイベントでは、VOCALOID製品の使い方について開発者に直接質問できる機会があります。入場は無料なので、音楽制作に興味がある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
キャンペーンのお知らせ
さらに、サブスクリプション版提供開始を記念して、11月9日までに作成した楽曲を指定のハッシュタグをつけてSNSに投稿すると、好きなボイスバンクが一つプレゼントされるキャンペーンも実施中です。ぜひこの機会に、自分だけの楽曲を制作し、SNSでシェアしてみてください。
新しい『Mobile VOCALOID Editor』は、音楽制作の楽しさと手軽さを兼ね備えた、まさに音楽好きにとって夢のようなツールです。これからも音楽制作の新しい形が続々と登場することでしょう。あなたもこの機会にボカロ制作を始めてみませんか?