CES 2026でのティアフォーの革新
東京都品川区に本社を置く株式会社ティアフォーは、自動運転の実現を目指すディープテック企業です。彼らの目標は「自動運転の民主化」。今年のCES 2026において、ティアフォーは自社の最新技術を展示し、特に自動運転レベル4+に向けたエンドツーエンド(E2E)AIを中心としたデモンストレーションを行います。
ティアフォーにとって、CESへの出展は今回で6回目。イベントは米国ネバダ州ラスベガスで、2026年1月6日から1月9日まで開催され、Las Vegas Convention CenterのWest Hallにブース番号6050を設けています。
自動運転レベル4+について
ティアフォーが目指す自動運転レベル4+は、完全自動運転のレベル4を基盤に、人間の役割を適切に定義しつつ、システムの機能にレベル5の要素を取り入れた新概念です。これにより、異なる運行環境への柔軟な対応が可能となり、未経験なシナリオを含むさまざまな運行設計領域(Operational Design Domain: ODD)が想定されます。
独自のアーキテクチャを用いたE2E AIの開発は、ティアフォーの強みの一つ。2025年から開始した取り組みで、E2E自動運転に最適化されたシステムは、世界中の開発者にオープンソースとして提供されています。この技術は、開発メリットを最大化し、自動運転の嗜好性を向上させるために重要な役割を果たしています。
CES 2026での展示内容
CESでの展示は多岐にわたり、ティアフォーが進めているE2E AIアーキテクチャに基づく自動運転システムの実際の車両デモも行われます。シミュレーターを用いて、E2E AIが車両の高度な認知、判断、制御の仕組みを実演し、訪れた人々はその技術を体験できる機会を得られます。
また、Amazon Web Servicesを活用したソフトウェア定義型自動車(SDV)のデモンストレーションもあり、シーメンスのPAVE360 Virtual Prototyping Platformを通じた展示がされます。このデモでは、最新技術であるOTAアップデートサービスも紹介されています。
さらに、ティアフォーは安全性が重視される車載システムの開発にも注力しており、ミックスド・クリティカル・オーケストレーションを支援する最新のOpen AD Kitを展示します。これにより、さまざまな形式での自動運転ユースケースがどのように運用可能かを見ることができます。
最後に、ティアフォーの「Pilot.Auto」が建設や畜産業にどのように適用されるかの事例デモもあり、実際の業界での活用例が示されることになります。
会社の理念と将来の展望
ティアフォーは単なる技術提供者にとどまらず、自動運転に必要なインフラやエコシステムの形成も目指しています。自社製品としての「Autoware」を基盤に、さまざまなパートナーと連携してサービスを拡充。このアプローチが、より安全で持続可能な社会を実現する鍵となります。
自動運転技術の未来は、ティアフォーのような取り組みによって進化しており、CES 2026ではその全貌を誰もが楽しむことができるのです。