現代美術界の新たな風を届けるイケムラレイコのアーティストブック
2025年4月7日、現代美術の領域で独自の地位を築くアーティスト、イケムラレイコが新しいアーティストブック『いかりとひかり Poems, Memories, Thoughts and Artworks』を発表します。この書籍は、彼女の作品である詩やアートを融合させたもので、イケムラがこれまで培ってきた創造的な表現の集大成とも言える内容です。
イケムラレイコとは?
イケムラは、1970年代初頭にスペインに移住し、その後ヨーロッパを中心に活動してきた美術家です。彼女の作品は、人間の存在や生存、そして自然との折り合いについて考察しており、少女や動物、幻想的な生物たちをモチーフにしています。その表現の中には、母なるものや、生死といった深いテーマも取り入れられています。
同書には、かつての作品や思い出、現在の思索などが重厚に盛り込まれており、イケムラの存在感が色濃く反映されています。特に、「Poems」というパートでは、約130篇のポエムや自由俳句、卵のように割れた短いエッセイが混在し、彼女の内面と過去を覗くことができます。
本書の特徴
このアーティストブックには、イケムラが生み出してきた54点のビジュアル作品も含まれ、彼女の創造的な旅路を視覚的にも楽しめる内容となっています。また、イケムラ自ら手を加えた改稿によって、過去と現在が鮮やかに交差するテキストが生まれ、おりなす印象はより一層深まったものになっています。
書籍はB5変型サイズで264ページにわたり、読者はアートと詩が織りなす独自の世界をゆっくりと堪能できることでしょう。繰り返し手に取ることで、イケムラの世界がどのように深まっていくのかを感じることができるのです。
さらなるイベント
このアーティストブックの刊行を受けて、銀座 蔦屋書店では本書をテーマにした展覧会「いかりとひかり」が4月5日より始まります。会場では、イケムラのポエムや絵画、さらにはガラス彫刻や映像作品が展示され、イケムラの独特の宇宙観に触れることができる絶好の機会です。
また、東京都現代美術館では、イケムラの特別展示が開催中で、3月29日にはトークイベントも予定されています。これにはイケムラ自身が参加し、彼女の作品に対する思いを直接聞くチャンスでもあります。サイン会も行われるため、イケムラのファンにとっては見逃せないイベントとなっています。
まとめ
イケムラレイコの『いかりとひかり Poems, Memories, Thoughts and Artworks』は、その名の通り、美術と詩が交錯する深い作品集です。彼女のクリエイティブな表現をあらゆる角度から体感できるこの書籍は、2025年4月の発売予定。その瞬間を心待ちにしつつ、ぜひ手に取ってみてください。アーティストの独自の視点が詰まった一冊、あなたの心にも響くことでしょう。