株式会社カルディオインテリジェンス、HeCNOS AWARD受賞の快挙
株式会社カルディオインテリジェンス(東京都港区)は、最近開催された第2回HeCNOS AWARDにおいて、見事受賞を果たしました。このアワードは、カーボンニュートラルとヘルスケアの発展を目指すスタートアップを対象にしたもので、大阪・関西万博の出展支援プログラムの一環として実施されています。
AI医療機器の紹介と万博出展の目的
今後、2025年6月24日から30日まで大阪で開催される万博のヘルスケアパビリオンにおいて、同社が開発中のAI医療機器『心房細動兆候検出AI』を中心に、ヘルスケアソリューションの展示が予定されています。この機器は不整脈の一種である心房細動の早期発見をサポートするもので、脳卒中の危険因子として注目されています。近年ではスマートウォッチなどにも搭載されており、早期発見の重要性が高まっています。
コンセプトは「AIテクノロジーが医療(いのち)に寄り添う未来」となっており、AIによる支援が医療現場に与える影響を体験することができるでしょう。今回は、AI技術が医療の発展に寄与し、患者さんの早期診断を支えるために行われる展示です。これまでにも多くの医療機関に社会実装され、多数の患者さんの支援に役立ってきました。
企業理念と社会的貢献
同社の企業理念は「医療×AIを通じて、患者さんを救い豊かな未来を創る」こと。この理念は、最近のデジタル技術の進展と医療現場のアナログな習慣が共存する現状に対して、持続可能性を求められる中で非常に重要です。医療従事者不足が叫ばれる中、AIを通じたソリューションはその解決策の一つとして期待されています。
当社の技術は、医療現場での負担を軽減し、より迅速な診断につながることを目指しています。今回の万博への出展をきっかけに、さらなる技術の普及と他企業や個人との交流を通じて新たなヘルスケアソリューションの創出を目指しています。
代表取締役のメッセージ
受賞を受け、代表取締役社長の田村雄一氏は、「この度の選出に感謝し、万博の場を通じて、AIを活用したヘルスケアソリューションの素晴らしさを体験してもらいたい」と意気込みを語りました。AIと人間が協働する未来の医療の姿を示せる場になることを期待しています。
会社紹介
株式会社カルディオインテリジェンスは、2019年設立のヘルステックベンチャーで、医療検査分野においてディープラーニングを駆使し、心電図解析の精度向上に取り組んでいます。また、医療従事者の負担を軽減し、DXの実現を目指すプロフェッショナル集団です。今後も医療のデジタルトランスフォーメーションに寄与し続けることが期待されます。
最後に
大阪・関西万博での展示を通じて、株式会社カルディオインテリジェンスの活動が多くの人々に知られ、AI医療機器の利点が広く理解されることを願っています。これからの社会において、AIと医療の新たな関係性がどのように展開されていくのか、注目です。