Z世代向けの新たな採用手法「ジョブトリップ」とは
近年、採用活動において若年層、特にZ世代をターゲットにした新しい取り組みが注目を集めています。そうした中で、株式会社SHINSIRが東京都新宿区で展開する「ジョブトリップ」は、Z世代に特化した縦型動画の求人プラットフォームとして利用受付を開始しました。
ジョブトリップの魅力とは?
「ジョブトリップ」は、Z世代の情報収集手段として主流となっているSNS、特にTikTokやInstagramを活用し、企業の求人情報を視覚的に魅力的に発信します。求職者は、実際の働く様子を“1日密着”などの職場体験型vlogで視聴することができるため、職場の雰囲気や仕事内容を具体的に理解することが可能です。
このプラットフォームでは、従来の求人票での情報提供に代わり、短い縦型動画を用いたコンテンツによって応募者のエンゲージメントを高め、直接的な応募へとつなげる設計がされています。
背景にあるZ世代の特性
Z世代は、従来の情報収集手法に比べて、縦型ショート動画を通じた情報収集を好む傾向があり、8割近くがInstagram、5割以上がTikTokを利用しています。そのため、今までの文字中心の情報提供では彼らの関心を引くのが難しくなっています。また、Z世代はタイパ(時間効率)を重視するため、限られた時間の中で効率よく情報を得たいと考えています。
さらに彼らの仕事選びの価値観にも変化が見られ、「求人票だけでは職場の雰囲気がわからない」と感じる声も多く、実際に働く様子を見たいというニーズが高まっています。こうした背景から、「ジョブトリップ」は動画でリアルな職場体験を提供し、企業と求職者の間の情報のギャップを埋める働きを目指しています。
新しい採用文化の提案
ジョブトリップは、単なる求人情報のプラットフォームにとどまらず、若者と企業が本質的つながる新しい採用文化を提案します。動画を利用してリアルな職場環境の情報を提供することで、信頼性の高いマッチングと離職率の低下を目指します。
今後は自社アプリの開発も予定されており、さらに主体的に「動画で仕事を探す」新たな体験を提供する環境を整備します。また、ITや物流、教育などさまざまな業種に幅広く応用できるため、Z世代の採用に課題を抱える企業にも大きな影響を与えることが期待されています。
今後の展望
現在、ジョブトリップでは初期キャンペーンが実施中で、実質無料でサービスを利用できる機会が提供されています。動画制作費は通常1本3万円からとなりますが、今はこのキャンペーンにより無料で提供されています。興味がある企業はぜひ、これを機に利用を検討してみてください。
以上のように、「ジョブトリップ」はZ世代の特性を最大限に活かした新しい求人プラットフォームとして、今後の採用市場において重要な役割を果たすことでしょう。若者の視点からより良いマッチングを実現し、企業にとっても新たな可能性をもたらすことが期待されます。