香西選手がアンバサダーに
2023-09-05 10:00:03

香西宏昭選手が『I'mPOSSIBLE』日本版の初代アスリートアンバサダーに就任

香西宏昭選手が初代アスリートアンバサダーに就任



車いすバスケットボール界のスターである香西宏昭選手が、国際パラリンピック委員会公認教材『I'mPOSSIBLE』の日本版における初代アスリートアンバサダーに就任しました。この役割を通じて、彼は障害のある子どもたちに向けたスポーツ体験の拡充や教育の重要性を広めていく予定です。

香西選手のバックグラウンド



香西選手は、2022年に日本へ帰国し、本業のアスリート活動に加え、車いすバスケットボールアカデミーを設立しました。彼の動機は、2020年の東京パラリンピック以降、障害のある子どもたちがスポーツに触れる機会が増えたものの、持続可能な成長の場が少ないという現実から来ています。香西選手は、「誰もが自分の可能性を追求できる活動の場を提供する」ことを目指しています。

『I'mPOSSIBLE』の意義



『I'mPOSSIBLE』は、パラリンピックの4つの価値、すなわち「勇気」「強い意志」「インスピレーション」と「公平」を基にした教育プログラムです。香西選手がアスリートアンバサダーとしての役割を担うことで、障害の有無に関わらず、すべての子どもたちが自分の成長を実感し、それぞれの可能性を広げられるようにすることが目指されています。

香西選手のアンバサダー就任コメント



香西選手は、自身の経験を踏まえたコメントを寄せています。「車いすバスケットボールを通じて受けた多くの経験を、今後は次世代の子どもたちに還元していきたい。自分の未来を考えられる環境を整えるために、『I'mPOSSIBLE』と共に活動していくことを光栄に思います。」と述べています。

活動の具体例



香西選手は、今後学校訪問やイベント、メッセージ動画などを通じて、パラリンピック教育の重要性を広める予定です。また、彼の活動は多様性が尊重されたインクルーシブな社会作りに向けた大きな一歩となるでしょう。

プロフィールと業績



香西選手は東京2020パラリンピックで日本チームに銀メダルをもたらした実力派で、国内の車いすバスケットボールチーム「NO EXCUSE」でプレイしています。1988年に千葉県に生まれた彼は、先天性の障害を持ちながらも、若いころから数多くの挑戦を重ねてきました。アメリカでの留学やドイツでのプロ契約を経て、国内復帰後も精力的に活動を続けています。

パラリンピックと共生社会の推進



香西選手の取り組みは、パラリンピックの理念と、共生社会の実現に向けた重要な役割を果たしています。東京2020パラリンピックを経て、ますます多様性が求められる現代において、多くのアスリートたちが自らの可能性を広げる経験をすることは、次世代に向けた大切なメッセージとなるでしょう。

最後に、香西選手がこの新たな役割を通じて、どのように子どもたちの未来を切り拓いていくのか、今後の活動に注目が集まります。

会社情報

会社名
公益財団法人日本パラスポーツ協会日本パラリンピック委員会
住所
東京都中央区日本橋蛎殻町2-13-6
電話番号
03-5939-7021

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