Nakamichi新型スピーカー
2025-12-31 19:17:08

Nakamichiの新型スピーカー「Krystal Sound Station」試作ユニットの音響評価結果を発表!

Nakamichiの「Krystal Sound Station」音響評価結果



新年の挨拶を申し上げると共に、2025年も残りわずかとなり、Nakamichiが展開する平面磁界型スピーカー「Krystal Sound Station」にご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げます。このスピーカーは、現在GREEN FUNDINGにてプロジェクトが進行中であり、支援総額が11,418,000円を超えました。成功的なスタートを切ったこのプロジェクトについて、音響特性の評価結果が公開されました。

「Krystal Sound Station」に搭載されている150mmの平面磁界型スピーカーユニットについて、試作モデルを使用して実施した音響特性評価の結果を以下に記載します。今回の評価は、スピーカーユニット単体の基礎性能を確認することを目的に行われ、様々な電気的・音響的特性が実測データを元に検証されました。

評価の概要


  • - 対象ユニット: 150mm 平面磁界型プッシュプル駆動スピーカーユニット(初代試作機)
  • - 測定距離: 1m
  • - 駆動条件: 1.41V / 2.0V
  • - 評価項目: インピーダンス特性、周波数応答、歪率特性
  • - 測定範囲: 可聴帯域(約20Hz〜20kHz)

実測データによる評価結果



  • - インピーダンス特性
可聴帯域全体において顕著なピークは見られず、約4Ωを中心とした安定した特性を維持しました。これにより、スピーカーユニットとしての信頼性が確認でき、共振挙動も抑えられていました。

  • - 周波数応答
1kHz〜8kHzの中高音域において、±3dB以内の応答特性が確認され、人の声を含む音域での再生特性が安定していることが示されました。また、10kHz以上の高音域でもエネルギーを保持し、15kHz付近では明瞭な高域成分が確認できました。平面磁界型ユニットならではの高域再生特性とディテール表現が期待されます。

  • - 歪率特性
中高音域(200Hz以上)において非常に低い歪率が確認され、特に100Hz以下の低音域では大振幅駆動時に歪率が上昇する傾向が見られました。これにより、平面磁界型プッシュプル構造が中高音域再生において高い線形性を持っていることが証明されました。

店頭展示情報


「Krystal Sound Station」は、実際に商品に触れることができる展示を蔦屋家電 二子玉川店で開催中です。展示は2025年12月23日から2026年1月22日まで行われ、店内で実機を見て触れることができます。期間中、是非足を運んでご覧いただきたいです。

  • - 会場: 蔦屋家電 二子玉川店
  • - 期間: 2025年12月23日〜2026年1月22日
  • - 営業時間: 10:00〜20:00
  • - 住所: 東京都世田谷区玉川1丁目14-1

技術的背景


本ユニットは、約0.006mmという極薄のPET振動膜と高磁力ネオジム磁石を使用した平面磁界型プッシュプル構造を採用しています。この設計により、均一な駆動力が実現され、非線形歪みを抑えつつ安定した応答特性を確保しています。

今後の展望


今回発表された評価結果は、試作ユニットによる基礎性能の検証データとなります。Nakamichiは、この検証を踏まえた製品化に向けた開発を進め、今後も技術情報を発信していく予定です。スピーカーの完成を心待ちにしたいと思います。


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会社情報

会社名
Richgo株式会社
住所
埼玉県鸿巢市天神1丁目-10番地-61号2階201号室
電話番号
070-9389-4565

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