韓国ミュージカル『ワイルド・グレイ』日本初上演決定
2025年1月、韓国で大ヒットしたミュージカル『ワイルド・グレイ』が日本で初めて上演されることが発表されました。この作品は、19世紀末のロンドンを舞台に、文学界の異端児オスカー・ワイルドの物語を描いています。日本版の演出を手掛けるのは、独自の視点で知られる根本宗子氏です。今回、日本の舞台で新たな光を当てられることが期待されます。
公演の詳細
本作は2021年に韓国で初演された後、コロナ禍にも関わらず多くの観客を魅了し、2023年には再演が行われました。日本での公演は1月8日から26日まで、新国立劇場 小劇場にて全29回行われます。この公演では、キャストがWキャストで構成され、福士誠治、立石俊樹、後藤 大、平間壮一、廣瀬友祐、福山康平の6名がそれぞれの役柄を演じます。
物語のあらすじ
物語は、大学の慣習や規範に縛られた時代背景を持つ19世紀末のロンドンで展開されます。主人公オスカー・ワイルド(立石俊樹または廣瀬友祐)は、小説『ドリアン・グレイの肖像』を連載中、その内容が社会に衝撃を与えます。若さと美を求める青年ドリアン・グレイの運命が、波乱に満ちたドラマとして描かれます。ワイルドを支える友人ロバート・ロス(福士誠治または平間壮一)の存在も重要な要素となります。
ある時、ドリアン・グレイにそっくりな青年アルフレッド・ダグラス(後藤 大または福山康平)が現れ、物語はさらに深みを増していきます。
日本初上演に期待が高まる理由
異才の根本宗子氏は、独特の演出で知られ、そのスタイルがどのように『ワイルド・グレイ』に反映されるのか、ファンの間で非常に興味深く受け止められています。彼女の作品には、視覚的な美しさや音楽の響きが融合し、観客を引き込む力があります。今回、彼女が手掛ける舌鋒鋭い脚本と壮大な音楽が日本の観客にどのように受け入れられるのか、非常に楽しみです。
チケット情報
チケットは、ホリプロステージにて9月28日から抽選先行販売がスタートします。一般販売は11月6日から始まり、Yシートは11月11日から販売される予定です。
チケット料金は、S席が10,500円、バルコニー席が8,500円、Yシートが2,000円となっています。また、特別なホリプロステージ会員限定の貸切公演も予定されています。これらの詳細は、公式サイトに記載されていますので、ぜひチェックしてください。
全国公演も整備
東京公演が成功裡に終わると、名古屋、大阪、高崎と続くツアー公演も計画されており、全国のファンがこの感動を体験できる絶好の機会です。特に名古屋公演はウインクあいち 大ホール、大阪公演は森ノ宮ピロティホール、高崎公演は高崎芸術劇場 スタジオシアターで行われます。
この新たなミュージカル『ワイルド・グレイ』は、観客にとって心に響く体験になることでしょう。その独自の魅力が、日本の舞台でも光り輝くことを期待しています。