ジュピターテクノロジーが次世代防御「REP X」を発表
2025年11月にジュピターテクノロジー株式会社が正式にリリースする新製品、「Heimdal ランサムウェア暗号化防御 X(REP X)」は、業界の注目を集めること間違いなしです。この新しい防御システムは、暗号化型ランサムウェアによる被害を未然に防ぐことを目的とした次世代のエンジンを搭載しています。ジュピターテクノロジーは、暗号化リスクから企業を守るため、デンマークのサイバーセキュリティ企業Heimdal Security社と提携し、今回のソリューションを販売することに決めました。
新しいアプローチ:予防重視の防御
従来のランサムウェア対策は、感染後の復旧がメインのアプローチでしたが、REP Xは予防を重視。新しいアーキテクチャにより、ドライバーレベルでの暗号化挙動をリアルタイムで監視し、遮断することが可能です。特に、急増する第三世代のRansomware as a Service(RaaS)型攻撃に対しても有効で、数分で全ファイルを暗号化される危険から企業を守ります。
REP Xの主な機能
1.
軽量設計と挙動検知
REP Xは、シグネチャベースではなく、挙動に基づく検知により、既存のEDRやNGAV製品と共存可能です。また、Heimdalの既存エージェント環境への導入も容易です。
2.
ドライバーレベルの暗号化検知
カーネルドライバを活用し、暗号化挙動を素早く確実にブロックします。ファイル操作やバックアップ破壊も保護対象に含まれ、より強固な防御が実現されています。
3.
ゼロデイ攻撃への対応
4つのサブエンジン(Encryption、Rename、Shadow Copy、Canary)が連携し、ランサムウェアの 暗号化や拡張子変更、バックアップ削除などの典型的な行動を事前に防止します。
4.
クラウド環境への対応
OneDriveやSharePoint、Microsoft 365などのクラウドストレージも監視し、不審な暗号化や削除を即座に検知・停止。オンプレミスとクラウドの統合的な保護が可能です。
5.
単一エージェント構成
他のHeimdal製品との統合運用も可能で、管理が一元化され、運用負荷を軽減します。
6.
サブスクリプション契約
クラウドベースで提供され、新たな機器が不要。契約期間が1年単位で短期的なニーズにも対応します。
価格について
REP Xの価格は以下の通り:
- - クライアント版: 104,600円(25台)
- - サーバー版: 40,200円(5台)
価格に関する詳細はお問い合わせいただければ幸いです。
ジュピターテクノロジーの企業概要
2001年に設立されたジュピターテクノロジーは、ネットワークやセキュリティ関連の製品を日本市場に提供してきた会社です。海外製品のローカライズやマニュアルの翻訳も手掛け、多くの優れた製品を国内企業に届けています。
公式サイトは
こちら から確認できます。今後の発展にも期待が寄せられるジュピターテクノロジーとその新製品REP Xに目が離せません。