親の持ち家に関する不安、主な問題は「荷物整理」
株式会社WAKERZが運営する「解体データバンク」は、親または義親が持ち家を所有している30代から60代の272人を対象に実施したアンケート調査の結果を発表しました。本調査では、親の持ち家の将来に関連する不安や懸念点が明らかになりました。
1. 親の家の将来で不安に感じること
調査結果によると、最も多くの回答が寄せられたのは「家の中の荷物整理が大変そう」というもので、26.8%がこの点を挙げています。実家の荷物整理について、回答者は時間や費用がかかると認識しており、具体的には、次のような理由が挙げられました。
- - 実家には不要な物が多く、整理に相当な労力が必要
- - 両親が元気なうちは「死後のこと」を話しにくく、話し合いが進まない
続いて、18.0%の回答者が「相続手続きや相続税の負担が不安」とし、11.0%が「売却できるかわからない」と感じています。このように、荷物の整理と相続に対する不安が大きいことがうかがえます。
2. 売却・処分・解体段階の不安
売却や処分、解体などの段階においても、最も懸念されているのは「売却できるかわからない」という点で、これを挙げた割合は18.0%でした。また、15.8%が「家財や荷物の処分が大変そう」と答え、問題は解体や売却だけではなく、それに伴う荷物の整理も多くの人にとって負担となっていることがわかります。具体的な懸念として、以下のような意見が寄せられました。
- - 実家の場所に空き家が増えており、売却希望の物件が多い
- - 不動産の知識が乏しく、業者に騙されるのではないかと不安
- - 売却益が家財の処分費用に消えてしまうのではないか
3. 不安要因の多様性
自由回答形式の質問からは、親の家の将来に対するさまざまな不安が見えてきました。特に、整理や費用負担、手続きの進め方に対する不透明感が強いことがわかります。回答者は、自宅の解体費用と実際に受け取れる金額の差額がわからず、複雑な手続きに対するプレッシャーを感じているようです。
4. 今後の対策
調査結果を受けて、実家じまいの決断をする際には、いくつかのポイントが考えられます。まず、早めに家財を分けて「残す・譲る・売る・処分する」という行動を取ることが重要です。また、建物と土地の査定、解体見積もりを並行して進めることが、将来的な不安を軽減する手助けとなるでしょう。これにより、実家じまいを円滑に進めるための基盤を築くことが可能となります。
結局、親の持ち家に関する不安は一つの側面だけではなく、荷物整理、相続手続き、売却、解体といった複数の要素が絡み合っています。これらをしっかりと計画的に進めることが、重要な課題といえるでしょう。
調査概要
- - 調査名:親の持ち家の将来に関するアンケート
- - 有効回答数:272件
- - 調査方法:インターネット調査
- - 調査期間:2026年7月27日〜29日
- - 調査主体:解体データバンク