ペルー文化の魅力を体感する大阪・関西万博2025の取り組み

2025年6月24日、大阪・関西万博2025のペルー館で開催された文化イベント『ペルー心のリズム〜『インティ・ライミ』と『サン・フアン』文化イベント』では、ペルーの豊かな伝統を深く掘り下げる機会が提供されました。このイベントは、ペルーを代表する二つの祝祭である『インティ・ライミ』と『サン・フアン祭』を紹介するもので、地域の多様性や文化の魅力を日本の観客に伝えることが目的です。

イベントの幕開けを飾るのは、ドラムとサンポーニャの生演奏で、華やかな雰囲気の中、アンデスの『バリチャ』やアマゾン地域の『シビポ族の誇りの踊り』が披露されました。このような伝統舞踊は、地域の歴史や文化を体現し、参加者たちを魅了しました。

ペルー副政府代表のフェルナンド・アルバレダ氏は、その挨拶で『インティ・ライミ』が太陽神への感謝と収穫を祝う祭りであり、『サン・フアン祭』が命と喜びを称える祭りであることを述べ、これらの文化イベントの重要性を強調しました。

館内では、報道機関の代表者や来賓のために特別なツアーも開催され、映像上映やレタブロのフォトブース体験など、多岐にわたる文化体験が提供されました。特に、『ファネ』と呼ばれるアマゾン料理や、アンデスとアマゾンをテーマにしたフィンガーフード、ペルーのカクテルが振る舞われ、来場者は食を通じてもペルー文化を楽しむことができました。

本国ペルーで同日開催される『インティ・ライミ』は、1万人以上が参与し、約25億円という経済効果を生んだこともあわせて紹介され、ペルーの文化的な重要性が再確認されました。また、クスコでのイベントが初めてチケット完売を記録するなど、観光客を引き寄せる力を持っていることが示されています。

イベント終了後も、ペルー館ではバーチャルパビリオンを通じて『インティ・ライミ』を楽しむことができ、世界中の人々がこの文化体験に参加できるよう関心を呼びかけています。これにより、ペルーの文化や観光魅力がさらに広がることを期待しています。

今後もペルー館は、地域の多様性を尊重しつつ、食文化や観光の魅力を発信するイベントを展開していくとのことです。大阪・関西万博2025は、国際的な文化交流の素晴らしい場となることでしょう。

【イベント概要】

イベント名：ペルー心のリズム〜『インティ・ライミ』と『サン・フアン』文化イベント
開催日：2025年6月24日（火）12:00～13:30
会場：大阪・関西万博エンパワーリングゾーンP05ペルー館
主な内容：