驚異の2900億円突破
2025-01-27 17:22:36

ヘリテージ・オークションズ、2024年の総売上が2900億円を突破

ヘリテージ・オークションズ、2024年の売上記録を更新



アメリカ・テキサス州に本社を置くヘリテージ・オークションズが、2024年に記録的な年間総売上を達成したことを発表しました。売上高はなんと18億6,700万ドル(約2,910億円)に達し、同社の49年の歴史の中で最も高い数字となっています。これは、4年前の2020年に比べて約10億ドルの増収を記録し、4年連続で最も高い売上を更新する快挙です。

カテゴリー別の売上成績



ヘリテージ・オークションズの成功要因は、その多様なオークションカテゴリーにあります。特に、同社が1976年に設立されたコイン・紙幣部門は未だに好調で、2024年も3億8,070万ドル(約593億円)以上の売上を達成しました。このカテゴリーは、アメリカ国内及び世界中のコレクターからの需要が非常に高いことも影響していると考えられます。

エンターテインメント部門の躍進



2024年で特に注目を集めたのはエンターテインメント部門です。特に、映画『オズの魔法使い』に登場した“ルビーの靴”は、激しい競り合いの末に3,250万ドル(約48.7億円)で落札され、映画関連アイテムとしては過去最高額となりました。この“ルビーの靴”は、2024年10月から11月にかけて銀座三越に展示され、多くのファンを引き寄せました。

また、海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の関連オークションは2,111万ドル(約31.3億円)を記録し、映画やテレビ番組に関連するアイテムとして史上最も成功したオークションとなりました。

スポーツ部門の高額落札



スポーツ分野でも目立った取引がありました。1932年のワールドシリーズで有名なニューヨーク・ヤンキースのユニホームは、2,412万ドル(約35.2億円)で落札され、スポーツ収集品としては最高額を更新。このユニホームは、ベーブ・ルースが予告ホームランを打った際のもので、歴史的な価値が認められました。他にも、ジャッキー・ロビンソンのユニホームも552万ドル(約8億700万円)で取引されました。

コミック部門の急成長



コミック&コミックアート部門も急成長を遂げ、スーパーマンが初めて登場した「アクション・コミックス」第1号は、600万ドル(約9億1,000万円)で落札されました。また、世界でのコミック市場の価値が高まっており、コミック部門全体では2億ドル(約310億円)を超える記録を再度更新しました。

美術部門の成功



美術分野でも注目を集め、アンディ・ウォーホルの《マオ(毛沢東)》が365万ドル(約5億5,300万円)で落札されるなど、アメリカン・アートの重要な位置を確立しております。新たに設けられたロシア装飾芸術部門も569万ドル(約8億8,500万円)の売上を上げ、注目が集まっています。

2024年の快進撃への期待



ヘリテージ・オークションズのCEOであるスティーブ・アイビー氏は、「コレクターたちは常に私たちを驚かせ、史上最も高額なアイテムを発見し続けている」と述べ、今後もオークション業界をリードしていく考えを示しています。2024年は東京オフィスの開設もあり、日本発のコレクターズアイテムにも期待が寄せられています。

今後入札に参加したい方は、ヘリテージ・オークションズの公式ウェブサイトをチェックしてみてください。


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会社情報

会社名
Heritage Auctions Japan株式会社
住所
東京都港区虎ノ門1-23-1虎ノ門ヒルズ森タワー6階
電話番号

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