ラトックシステムがIoT無線技術と連携
ラトックシステム株式会社(大阪市)は、ソナス株式会社(東京都文京区)の次世代IoT無線「UNISONet」との連携を発表しました。この連携により、同社のBluetooth Low Energy(BLE)センサーが提供するデータ収集とUNISONetの革新的な転送方式が組み合わせられ、さまざまな分野でのIoTソリューション展開が可能となります。
UNISONetの特徴
ソナスのUNISONetは、「同時送信フラッディング」という革新的な技術を基盤にしており、その特徴は多岐にわたります。まず、安定性と省電力性能が高く、通信速度も優れています。また、双方向低遅延、高速かつロスレスなデータ送信が可能で、ネットワーク内での時刻同期や多数のデバイス収容も実現しています。これにより、従来の無線規格では難しかった複数の要件を同時に満たすことができ、エネルギー管理や環境監視などの幅広いIoTアプリケーションに対応可能です。
ラトックシステムのBLEセンサー
ラトックシステムのBLEセンサーは、オフィスや公共施設における環境監視や設備管理に特化しています。具体的には、二酸化炭素濃度や温湿度を測定する環境センサー、消費電力を監視できるワットチェッカー、開閉の変化を通知する開閉センサーなど、多様なラインナップがそろっています。これらのデバイスは、アドバタイズデータフォーマットを法人向けに公開しており、企業のニーズに合わせたソリューションの開発が可能です。
環境センサー、ワットチェッカーの紹介
1.
Bluetooth環境センサー RS-BTEVS1
二酸化炭素濃度や温湿度を計測し、定期的にアドバタイズを発信。オフィスや学校での快適性向上や感染防止対策にも貢献。
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2.
Bluetoothワットチェッカー RS-BTWATTCH2
接続機器の電力と電流を計測。消費電力を見える化し、特定機器の運転状態を把握。
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3.
スマート温湿度計 RS-BTTHM1
温湿度を定期的に計測し、LCD画面で表示。アドバタイズ機能も搭載。
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4.
smalia開閉センサー RS-BTDS1
ドアや扉の開閉状態を監視し、アドバタイズを発信。
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5.
smaliaスマートボタン RS-SCBTN2
ボタン押下時にアドバタイズが発信される機能を持っている。
製品URL
今後の展望
この連携が実現することで、建材や土木現場、製造業を主な対象としながら、柔軟なシステム構成でのデータ収集が可能になりました。ラトックシステムとソナスは、IoT技術を駆使して新しいソリューションの創出を進め、ビジネスの幅をさらに広げる方針です。
企業情報
設立:1983年
所在地:大阪市
URL:
ラトックシステム
設立:2015年
所在地:東京都文京区
URL:
ソナス
今後も両社のダイナミックな連携から生まれる新技術やサービスに目が離せません。