斎宮跡平安絵巻プロジェクションマッピング2021
三重県明和町に位置する歴史的な「斎宮跡」で、「国史跡斎宮跡 平安絵巻プロジェクションマッピング2021」が開催されます。このイベントは、1300年の歴史を持つ斎宮跡を舞台に、神に仕えた皇女「斎王」と「斎宮」に関する物語が現代的な映像演出で蘇る特別な機会です。
開催概要
このプロジェクションマッピングは、2021年11月19日から21日までの3日間、毎日18:30から21:00まで行われます。約8分間の映像内容が、5分間のインターバルを挟んで連続で投影され、観客は夜の静寂の中に現れる鮮やかな光のショーを楽しむことができます。
会場は「さいくう平安の杜」で、アクセスも良好です。最寄りの近鉄山田線斎宮駅から徒歩約5分、または伊勢自動車道の玉城インターチェンジから車でおよそ20分の距離にあります。駐車場も完備されており、約50台分のスペースを用意しています。入場は無料で、事前の申し込みは不要ですが、混雑時には入場規制がかかる場合がありますので、予めご了承ください。
物語と演出
特に注目すべきは、タレントの壇蜜さんが演じる「斎王」役です。壇蜜さんが本名の「齋藤」を持つことから、この役にふさわしいと考えられたそうです。プロジェクションマッピングでは、斎王が伊勢神宮へ向かう群行の様子を描くなど、魅力的な映像で古代の物語を具現化します。
今回の映像は、斎宮歴史博物館が所蔵する『斎王群行絵巻』や『伊勢物語図屏風』などの伝統的な作品に基づいていますが、さらに現代的なデジタルアートが加えられることで、見る者を魅了します。特に、西脇殿や東脇殿にも新たに映像を投影し、スケールアップしたことがポイントです。斎王の群行を中心に、平安時代の美しい模様が重なり合い、日本文化の豊かさを表現します。
音楽は、ロシアの作曲家アレクセイ・チースティリンのオリジナル楽曲「SAIKU」がテーマに使用され、映像と相まって幻想的な雰囲気を醸し出します。
その他の催し
さらに、同時開催として「国史跡斎宮跡 花手水デジタルアート」も予定されています。こちらは2021年11月19日から21日まで、毎日16:00から21:00まで開催される予定で、入場料は300円(小学生以下は無料)です。この展示では、竹神社の花手水をモチーフにしたアート作品が展示され、プロジェクションマッピングとのコラボにより、幻想的で美しい世界観が演出されます。
注意点
来場者には、以下の方々の来場を控えていただくようお願いしています。
- - 新型コロナウイルスの陽性者との濃厚接触がある方
- - 身近な知人に感染が疑われる場合がある方
- - 過去14日以内に入国制限のある国や地域への渡航歴がある方
- - 感染時に重篤化する恐れのある高齢者や持病のある方
このイベントは、古代の神秘的な雰囲気と現代のテクノロジーが融合した特別な体験を提供します。歴史ある斎宮跡を舞台に、皆様の来場をお待ちしております。