断捨離ブームの真相と実態:アンケート結果から見た日本人の生活スタイルの変化
近年、「断捨離」という言葉が日常生活の中でよく耳にされるようになりました。このブームは、シンプルでスッキリした生活を求める日本人の心情を反映しています。今回は、株式会社ドリームプランニングが実施した500名を対象にしたアンケート結果を通して、断捨離の実態やその基準、意見を洗い出します。
調査概要
本調査は、2024年7月15日から7月17日の間に、インターネットを通じて行われました。調査対象は「日常生活の問題に興味・関心を持っている方」とし、500名の有効回答を得ています。この結果をもとに、断捨離に関する意見や実態を詳しく見ていきましょう。
ここ1年以内に断捨離したものは?
調査において、ここ1年以内に断捨離を行ったかどうかを問うと、約6割が断捨離を行ったと回答しました。その中で最も多かったのが「衣服」で、全体の53.4%が衣類を断捨離したと回答しています。多くの人が、流行の変化に伴って着なくなった服を整理することで、生活空間をすっきりさせています。
例えば、60代の男性からは「着なくなった服が場所を取っていたので、自治会の資源回収に3袋出しました」との声がありました。年齢を問わず、衣類がかさばるため、思い切って手放すことで得られる心理的な安らぎが大きいことがうかがえます。
次に多かったのが「書籍」で、22.8%の人がこのアイテムを断捨離しています。本が好きな人ほど、読み終わった本を売り払うことが多いようで、「趣味である読書で、興味がなくなった本は売るようにしています」といった意見も見られました。
さらに、「日用品」を断捨離したと答えた人も多く、必要なもの以外を減らすことで生活の質が向上していると感じているようです。
断捨離の基準は?
断捨離を行う際の基準についても質問しました。その結果、「必要かどうか」という基準が56.6%で最も多く、次いで「最近使ったかどうか」が33.6%となりました。
「必要ないものを家に置いておいてもムダだ」という意見や、「1年間使わないものは捨ててしまう」という考え方は多くの人に共通しているようです。また、「最近使っていない物は、捨てても困らない」という声も多く聞かれました。
一方で、実際に断捨離を実行することが難しいと感じている人も少なくなく、「必要とは思うが実行は難しい」とコメントした方もいらっしゃいます。これは、物への執着や、捨てるのが勿体ないと感じる気持ちが影響しているようです。
断捨離ブームについて、どう思う?
最後に、断捨離ブーム全体についての意見を聞いたところ、35.2%の人が「生活がシンプルになる」と肯定的な意見を持っていることがわかりました。生活がシンプルになれば、余分なストレスが減るという意見も共通してあり、特に「物が少なくなることで、生活が落ち着いた」と感じている人が多かったです。
反対に、「一時的なブームに過ぎない」と捉えている人も4.6%存在し、「いつまでこのトレンドが続くのか」という懸念も少なからずあるようです。
まとめ
断捨離は、ただ物を捨てることでなく、心や生活の質を向上させるための一環として広がっています。このブームは物質主義からの脱却とも言え、さらに今後も多くの人が自分にとって本当に必要な物を見極める助けとなると考えられます。イトルールに従った暮らしを見直し、快適な空間作りをすることが期待されます。今後、どのように断捨離が進化するか、引き続き注目していきたいです。
URUHOMEと株式会社ドリームプランニング
本記事は、URUHOMEが実施した調査に基づいています。URUHOMEは、ニッチな不動産関連のお悩み解決サイトとして、「生活をより良くするための情報発信」を行っています。また、株式会社ドリームプランニングは不動産の問題を解決することで、社会に貢献していくことを目指しています。
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