消火イノベーション
2025-09-29 14:26:35

消火器の課題を解決する「消火イノベーションプロジェクト」が始動

消火器の課題を解決する「消火イノベーションプロジェクト」が始動



株式会社TCL(愛知県名古屋市)は、「消火器の課題を解決し、日本の火災件数を減らしたい」という目標を掲げた「消火イノベーションプロジェクト」をスタートしました。このプロジェクトでは、初期消火の成功率を向上させる新しいアイテム群「SAFETYPLUS」シリーズを開発し、2025年10月に行われる「危機管理産業展」に出展することを発表しました。

プロジェクトの背景



近年、日本では火災が発生した際に初期消火を試みたにもかかわらず、約70%が失敗しています。その主な原因は、一般的な粉末式消火器の重さや操作の難しさです。特に約5kgの重さは高齢者や女性にとっては扱いが難しく、レバーの固さや煙、粉塵で視界が遮られる問題があります。

このような課題に対して、TCLは「SAFETYPLUS」シリーズと呼ばれる新しい消火器群を開発しました。この新しい消火器は、消火活動を効果的に行えるだけでなく、人体への危険を軽減し、安全な避難をサポートすることを目指しています。これによって、年間3.6万件とも言われる火災の件数を減少させることを期待しています。

新製品「SAFETYPLUS」シリーズの特徴



「SAFETYPLUS」は、消火器の使用をより安全で効率的にするための4つの新製品を含んでいます。以下にその詳細を解説します。

1. チルトレバー & チルトスプリング


従来の消火器は、片手でレバーを握り、もう一方の手でホースを持つ必要があります。しかし、「SAFETYPLUS」では、チルトレバーを使うことでレバーを握ると同時にホースを水平に保つことができ、片手での操作が容易になります。また、ホースが外れた際に水平を保つチルトスプリングも搭載されており、安全で効果的な消火が可能です。

2. エスケープキット


火災時に粉末や煙の影響を軽減するための「エスケープキット」も用意されています。これは、眼を保護する「粘着式保護メガネ」と、呼吸をサポートする「防煙マスク」、さらには「ポータブル酸素O²セーバー」で構成されています。これにより、退避時のリスクが大幅に低減されます。

3. アラーム連動システム


消火器に装着できるアラーム連動システムを使うことで、火災発生時に大音量のアラームを鳴らして周囲に知らせることが可能です。これにより、迅速な避難促進が期待できるとともに、連動する複数のアラームが同時に作動するため、周囲の人々にも火災の存在を知らせることができます。

4. ファイヤーショーカスティック


従来の消火器とは異なり、無害な不活性ガスを使用して火を消す「ファイヤーショーカスティック」は、軽量で扱いやすく、かつ清掃も簡単に済む点が特徴です。365gと軽量であり、取り扱いもシンプルなため、誰でも効率的に消火を行えるようになっています。

結論



「消火イノベーションプロジェクト」は、火災のリスクを軽減し、社会全体の安全を高めるための重要な取り組みです。消火器に関するこれらの革新は、今後の火災対策の新たなスタンダードとなりそうです。2025年10月の「危機管理産業展」での出展を通じて、さらに多くの人々にこのプロジェクトを知ってもらうことを期待しています。詳細はプロジェクト特設サイト(https://www.whitehouse.co.jp/project/sip/)をご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社ホワイトハウス
住所
愛知県名古屋市名東区本郷3-139ホワイトハウスビル2F
電話番号
052-776-3811

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