トクヤマとCogniteの協業
2025-09-10 12:25:57

トクヤマがCogniteを導入し製造現場のデジタル化加速へ

トクヤマ、製造現場のDXを加速するCognite導入



株式会社トクヤマとCognite株式会社は、トクヤマの製造現場におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進するため、Cogniteが提供する「Cognite Data Fusion®︎(CDF)」を導入したことを発表しました。この協業により、トクヤマは設備保全や運転管理業務の効率性と高度性を向上させることを目指しています。

トクヤマの製造現場におけるDXの重要性



トクヤマは、化学製品、セメント、電子材料など幅広い製品を製造・販売しており、特に徳山製造所では、各種課題に取り組んでいます。これにより安全性や生産性の向上を図り、さらに技術の継承を進めています。DXを進めるにあたり、トクヤマは設備の運転データ、保全情報、設備台帳など、さまざまなデータを一元管理する必要があります。

CDF導入のメリット



トクヤマがCognite Data Fusionを導入する理由は以下の通りです。

  • - データサイロの解消: データが各部門に分散している状況を改善し、オペレーターやエンジニアが必要なデータへ簡単にアクセスできるようにします。この統合により、効率的なデータ活用が可能となります。

  • - 既存システムとの高い連携性: CDFは既存のシステムとの柔軟な統合が可能で、スムーズな導入が期待できます。

  • - AIエージェントの活用: Cognite Atlas AI™を利用することで、現場のデータをもとにリアルタイムでAIエージェントを動かし、業務の効率化を図ります。

今後の展望



トクヤマは、設備の状態可視化や異常検知の精度向上、点検業務の効率化を進め、2026年3月までに徳山製造所全体においてCogniteを導入する目標を設定しています。

トクヤマの常務執行役員であり徳山製造所長の奥野康氏は、「信頼される素材を安定的に供給し、運転・保全技術を次世代に継承しながら、より高度なオペレーション変革を目指している」と述べ、Cogniteの導入による期待感を示しました。

設備管理グループの森圭史氏は、2030年度には「夜間操業無人化」と「突発停止ゼロ」を目指してデータ駆動型業務への変革を実施する計画を語り、Cogniteがその実現を促進することに大きな期待を寄せています。

Cogniteによるサポート



Cogniteの代表取締役社長江川亮一氏は、「トクヤマ様のDX推進にCognite Data Fusionが採用されたことを非常に嬉しく思います。現場のデータとCogniteのプラットフォームが融合することで、製造業のデジタルトランスフォーメーションを共に推進していくことを楽しみにしています」とコメントしました。

まとめ



トクヤマのCognite導入は、製造業のデジタル改革に向けた重要な一歩であり、今後の変革が産業界全体に広がることが期待されます。トクヤマとCogniteが手を取り合い、未来の製造現場をよりスマートで効率的に進化させていく姿に注目が集まることでしょう。


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会社情報

会社名
Cognite株式会社
住所
東京都千代田区丸の内1-4-1丸の内永楽ビル18F
電話番号

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