株式会社オカムラの森田舞さんが、一般社団法人技術同友会主催の「第10回女性技術者育成功労賞」を受賞しました。この賞は、産業界での女性技術者の活躍を支援することを目的としており、2014年から毎年実施されています。
森田さんは、神奈川県横浜市のオフィス環境事業本部に所属し、ワークデザイン研究所の所長として活躍しています。彼女は大学院で修士号を取得した後、オカムラに入社し、製品企画に携わりました。その後、博士後期課程への進学のために一度退社しましたが、博士号を取得後に再びオカムラに赴任し、研究者としてのキャリアを積んでいます。
森田さんは、オフィスでの働き方や空間に関する研究を行う傍ら、講演や執筆活動も積極的に行っており、専門家としての地位を確立しています。特に、女性技術者の育成に貢献するため、部下の女性社員が博士号を取得する際の支援を行い、ロールモデルとしての役割を果たしています。
「女性技術者育成功労賞」の受賞は、彼女の活動が多くの女性技術者に影響を与え、彼女自身の著書や論文が他者の成長の手助けになったことを意味します。また、オカムラグループでは、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの推進を重要視し、全ての従業員がその能力を発揮できることを目指しています。性別に関係なく、それぞれの強みを生かせる環境作りに取り組んでいます。
さらに、オカムラは「中期経営計画2025」において、人材育成と従業員の働きがいの向上を重視し、キャリア成長の機会を提供しています。森田さんのようなリーダーシップは、従業員同士の相互理解を深め、学びや挑戦の機会を創出する一助となっています。
森田さんの受賞は、働き方や組織文化の変革に向けた重要なステップであり、彼女の活動が女性技術者の未来を形作る役割を果たしています。この取り組みが、より多くの女性が技術者としての道を歩むきっかけとなることを期待しています。