日清オイリオグループ、大豆粉末製剤「ソイプルーブEG30」を新発売

大豆粉末製剤「ソイプルーブEG30」の登場

2025年1月20日、日清オイリオグループ株式会社は、新たな大豆粉末製剤「ソイプルーブEG30」を市場に投入しました。この製品は、主に冷凍食品や玉子加工食品の原材料として使用され、食感を良くし、ジューシーな仕上がりを実現します。

背景と目的

鶏卵は多くの加工食品において重要な原材料ですが、近年、鳥インフルエンザの影響で流行のリスクが高まっています。これを受けて、日清オイリオは鶏卵の代替として、幅広い加工食品メーカーのニーズに応える大豆粉末製剤の開発に取り組みました。その結果、特に玉子加工食品に特化した「ソイプルーブEG30」が誕生したのです。

特長と使用方法

「ソイプルーブEG30」は、特に以下の2つの機能に注目されています。

1. 食感の維持: 従来の玉子焼きやだし巻き玉子は、冷蔵保存や冷凍すると固くなってしまいます。この製剤を全卵の30%と置き換えることで、適度な柔らかさを保ちながら、食感の劣化を防ぐことができます。

2. 水分流出の抑制: 冷凍・解凍時に製品から水分が流出することは、高品質な仕上がりの妨げとなります。「ソイプルーブEG30」を使用することで、このドリップ流出を低減し、風味や食感を効果的に保つことが可能です。

「ソイプルーブEG30」は、独自の加熱処理を施した大豆粉から作られ、玉子製品の風味を損なうことなくコクをもたらします。利用者のニーズに応じたさまざまな用途で使用できるため、例えば、炒り玉子やパンケーキ、チャーハンなど、他の料理にも幅広く対応します。