お風呂の意識調査
2025-02-13 16:19:30

お風呂の習慣と意識、若年層での「面倒」が増加傾向

最近の調査によって、日本人の入浴に対する意識が浮き彫りになりました。株式会社クロス・マーケティングが実施した「お風呂に関する調査(2025年)」では、20歳から69歳までの幅広い年代の男女が対象となりました。その結果、お風呂を「好き」と感じる人は64.1%である一方で、「面倒だ」と考える人も36.0%に上ることが示されました。この「面倒」と感じる割合は前年から6ポイントも増加しており、特に20代と30代の若年層における「面倒」の感覚が顕著でした。

若い世代の中には約4割が入浴を面倒に感じていることが判明しました。これは日常生活におけるストレスや忙しさ、そして入浴に対する嗜好の変化が影響していると考えられます。一方で、外出しない日や人と会わない日でも、61.7%の人が「習慣として必ず入る」と答えています。つまり、たとえ人に会わない日でも、多くの人は入浴を日常の一部と位置づけているのです。ただし、20代では「入る必要性を感じない」と回答した割合が14.5%と、他の年代に比べて高かったことも注目されます。

さらに興味深いのは、連続して入浴しなかった最長日数に関する結果です。調査によると、37.9%の人が「毎日入る」と答え、続いて20.9%が「1日」と答えています。このデータは日本人が入浴をとても大切な習慣として認識していることを示していますが、一方で週の中で4日以上も入浴しなかった経験がある人は16.6%にとどまっています。

また、浴室掃除に関する面倒な点も明らかになりました。多くの人が「浴室全体のカビ対策」と「浴室の床や排水溝のぬめり・髪の毛の掃除」を面倒に感じていることが分かりました。これらは日々のお風呂ライフを楽しむためには避けられない課題です。

お風呂の良さとしては、身体が温まること、清潔を保つこと、リラックス効果が挙げられています。特に年代が上がるにつれて「身体を清潔に保てる」との回答が増える傾向があり、20代では「リラックスできる」との回答が2割台にとどまっています。これは若い世代では忙しさやストレスにより入浴時間をリラックスの時間として享受しにくい現状を反映しているかもしれません。

この調査結果から、お風呂に対する意識が変わりつつあることが浮き彫りになりました。若年層の「面倒」という感覚の増加は、生活環境や価値観の変化を反映しているのかもしれません。これからの入浴習慣を見直す必要があるのではないでしょうか。


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株式会社クロス・マーケティング
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東京都新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティタワー24階
電話番号
03-6859-2251

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