食がつなぐ人流と物流を考えるフォーラム
2025年11月13日、一般財団法人交通経済研究所主催の「運輸と経済フォーラム」が開催されます。このイベントでは「食」がテーマに掲げられ、人流や物流の観点から議論が交わされます。
フォーラムの概要
新宿区に本拠を置く交通経済研究所は、毎年行われるこのフォーラムを通じて、さまざまなテーマを取り上げ、議論を深めてきました。今年で18回目となるこのフォーラムでは、食を通じた地域の活性化や体験型観光サービス、ガストロノミーツーリズムの重要性が中心に据えられています。
登壇者紹介
コーディネーターには東京科学大学の花岡伸也教授が名を連ねています。加えて、以下の専門家が登壇します:
- - 大浦太九馬氏:北九州市 すしの都課の課長。
- - 上山康博氏:株式会社百戦錬磨の代表取締役社長。
- - 杉山尚美氏:合同会社ガストロノミーツーリズム研究所の代表。
彼らが食を媒介とした新しい人流と物流を推進する視点を提供し、地域の活性化がどのように進められるかを論じます。具体的には、体験型観光やシビックプライド(市民意識の醸成)と広域誘客に焦点を当てた議論が予定されています。
食文化の重要性
日本の食文化はその郷土色豊かさから、観光資源として非常に大きな可能性を秘めています。特にインバウンド観光の拡大に伴い、地域特産物が観光客の関心を集めるようになっています。農泊や漁泊などの新しい観光形態は、訪れる人々に新たな体験を提供し、地域経済の活性化に寄与することが期待されています。
さらに、農水産物の輸出戦略として、「コールドチェーン」の進化や越境EC(電子商取引)による「旅アト」消費が進行しており、これらが物流と観光の交差点になると考えられます。
参加方法と注意事項
フォーラムは、ホテルグランドヒル市ヶ谷東館の「白樺(西)」で、開場は12:30より、イベントは13:00からスタートします。参加希望者は事前に申込が必要で、参加費は無料です。オンライン視聴も可能で、希望者には後日視聴用のURLが送信されます。
参加人数に制限があるため、早めの申込をお勧めします。これにより、席の関係で会場参加が締め切られる場合があります。オンライン参加も選択肢にありますので、ぜひご検討ください。
結びに
この「運輸と経済フォーラム」は、交通業界や経済学を学んでいる学生、地域活性化に関心のある方々にとって新しい知見を得られる貴重な機会となるでしょう。食が織りなす新たな人流と物流の未来を共に探求していくことを楽しみながら、ぜひ参加してください。
お問い合わせ
運輸と経済フォーラムの詳細については、以下の連絡先までお問い合わせください。
本フォーラムの模様は、2026年2月に発行予定の「運輸と経済」特集にも掲載される予定です。興味のある方はぜひチェックしてください!