革新3Dプリンター登場
2023-10-23 14:00:53

業務用3Dプリンター「Senju SV-04」が革新の自動ツールチェンジを実現

日本初の自動ツールチェンジ対応3Dプリンター「Senju SV-04」



名古屋工芸が新たに開発した「Senju SV-04」は、日本初の自動ツールチェンジを搭載した業務用ミドルレンジFFF式3Dプリンターです。これにより、ユーザーは手動でのノズル交換を行う必要がなくなり、安全かつ安定した造形が可能になります。

1. 自動化された造形プロセス



「Senju SV-04」は、最大で4つのツールヘッドを装着でき、0.4mmから1.8mmまでの大口径ノズルを交換できます。この多様なノズルサイズを活かし、造形サイズ、造形時間、さらには造形品質を最適に調整することが可能です。特に、装置内部のヒーティング機能により、耐候性や耐久性の高い樹脂も使用できるため、小ロットの最終製品の製造にも適しています。

従来、手動でのノズル交換は困難な作業であり、安全性や安定性の観点からもリスクが伴っていました。しかし、Senju SV-04なら、WEBコントローラーを通じた自動切換え機能により、安心して様々な造形物に挑戦できます。

2. 微細加工から荒加工まで



ノズル径の変更が可能なため、「小さなものは細かく、大きなものは粗く造る」選択が増えます。特に大きな部品を造形する際、時間とコストがかかることが多いのですが、Senju SV-04を利用することで、大幅な短縮が期待できます。

たとえば、300mm角を超える大型パーツの造形は従来2~3日かかっていましたが、大口径ノズルの利用により、1個10時間以内の造形が可能になります。これにより、大型造形物の小ロット生産が実現でき、今まで諦めていたプロジェクトにも着手できるようになります。

3. 多素材・多色造形の可能性



ツールチェンジ機能を駆使することで、複数種類の材料やカラーを1つの造形物に組み合わせることができます。例えば、カーボンファイバー入りポリカーボネートとABS樹脂を組み合わせたギアの例がありますが、このように異なる素材を融合させることで、より高機能なパーツの製作が可能になるのです。

4. 名古屋工芸について



有限会社名古屋工芸は、創業34年を迎え、節句人形工芸品の資材製造加工卸を本業とし、特に五月人形の業界ではトップシェアを誇ります。樹脂成型品や木工加工品の小ロット製造にも対応しており、顧客の多様なニーズに応えています。今後も伝統産業を大切にしながら、新技術に挑戦していく姿勢を持続していく所存です。

お問い合わせは、名古屋工芸の公式HPにて受け付けております。初期生産は50台を予定しており、詳細について気になる方はぜひご連絡ください。

会社情報

会社名
有限会社名古屋工芸
住所
名古屋市中川区江松1丁目319番地
電話番号
052-303-5666

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