冬のアイヌ文化を体感!ウポポイホワイトシーズン
北海道白老町に位置するウポポイ(民族共生象徴空間)が、2024年11月1日から2025年3月30日までの間、ホワイトシーズンを迎えます。この特別な期間において、多彩なアイヌ文化を体験することができ、冬の寒さを忘れさせてくれる独自のプログラムが用意されています。
営業時間と注意事項
ウポポイのホワイトシーズン期間中の営業時間は、毎日09:00から17:00まで。最終入園は16:00ですが、月曜日と年末年始の12月29日から1月3日、さらには冬季閉園期間の3月1日から10日は閉園となります。祝日や休日に重なる際は、翌日の平日が閉園となるため、訪問の際はスケジュールの確認をお忘れなく。
星のように輝くウポポイイルミネーション
毎年恒例の「ウポポイイルミネーション」は、11月23日から2025年1月13日まで開催されます。このイベントはアイヌ文化にちなんだ動物たちをテーマにしたブロック型のイルミネーションで装飾され、夜空に星のように輝きます。点灯時間は15:30から17:00までで、11月22日の日中には地元の園児による点灯式も予定されています。
冬の風物詩、サッチェㇷ゚づくり
また、12月中旬から2月上旬にかけて行われる恒例のフードイベント、サッチェㇷ゚(干し魚)づくりも見逃せません。寒い冬に冬季保存食として作られるサッチェㇷ゚は、昔からのアイヌ文化を感じることのできる貴重な体験です。このプロセスを屋外で見ることができるのは、訪れる価値大です。
簡易小屋「クチャ」での体験
さらに、1月から2月には「クチャ」と呼ばれる狩小屋の公開も予定されています。これは、山へ入った際に風雪を避け、休憩や調理を行うための簡易的な小屋で、アイヌ文化の実生活を知る貴重な機会です。
特別テーマ展示「収蔵資料展」
国立アイヌ民族博物館では、12月14日から2025年2月16日まで、「収蔵資料展」が開催されます。この展示は、アイヌ民族の歴史や文化を深く理解するための貴重な資料が紹介され、内覧会も予定されています。
楽器体験や料理試食も
多様なアクティビティも目白押しです。例えば「アㇰシノッ」として知られる弓矢体験や、ムックリやトンコリの演奏体験は、特に注目されています。地元の伝統楽器を通じて、アイヌの音楽文化を肌で感じることができます。また金曜日と土曜日には、オハウという伝統的な汁物の試食体験も行われ、地域の食文化を楽しむことができます。
ウポポイでのホワイトシーズンは、冬の寒さを忘れ、アイヌ文化に触れる絶好の機会です。冬の間、地域の文化を堪能しながら、温かみのある体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。さらに詳しい情報やプログラムの詳細は、公式ウェブサイトをご覧ください。
アクセスと料金
ウポポイへのアクセスは、JR白老駅から徒歩で約10分、新千歳空港からは車や列車で約40分です。一般大人の入場料は1200円、一般高校生は600円、中学生以下は無料ですが、一部の体験プログラムは別途料金がかかります。ぜひ、家族や友人を誘って訪れてみてください。
公式情報
ウポポイの多彩なプログラムを通じて、アイヌ文化の深さ、そして豊かな冬のひとときを体感してください。