NTT ExCパートナーの新たな取り組み
株式会社NTT ExCパートナーが提供する「発達障がい体験研修VRパッケージ」が、2024年の第1回ニューロダイバーシティアワードにおいて研究開発部門の準グランプリを受賞しました。この受賞は、発達障がいへの理解を深め、人々の意識を変える可能性を秘めています。
受賞内容とプログラムの概要
受賞したプログラムは「VR体験と専門家解説による発達障がいへの理解と共感研修プログラム」として、実際の体験を通じて参加者が発達障がいの特性を学ぶことができる内容となっています。プログラムは、一般社団法人日本発達障害ネットワーク(JDDnet)の監修を受けており、専門家の知見を基に制作されました。これは「学ぶのではなく体験する」ことを重視した独自のアプローチです。
発達障がい体験研修VRパッケージの特長
発達障がいはその特性が日々変動し、正確な理解が難しいため、一般的に周囲から誤解されることがよくあります。しかし、今回の研修は、リアルな視点での体験を提供することで、理解を深める意義のある取り組みとなっています。参加者は、VR技術を通じて発達障がい者の視点に立ち、実際にどのような困難に直面しているのかを疑似体験します。
プログラム内容
この研修は「学校編」と「オフィス編」の2つに分かれており、以下の内容を含んでいます:
1.
講義:JDDnetの専門家による発達障がいの解説、事例紹介など。
2.
VR体験:ADHD、自閉症、学習障害、発達性協調運動症などの特性を体験。
3.
ディスカッション:参加者同士の意見交換及び理解を深める時間。
4.
講義・参加者共有:当事者への接し方や合理的配慮についての考察。
この多面的なアプローチにより、参加者は発達障がいに対する理解を一層深めることができます。
ビジョンと社会への影響
NTT ExCパートナーは、当プログラムを通じて、企業や組織が多様性を尊重しつつ、より良い職場環境を築く手助けを行うことを目指しています。この取組みは、働く社員だけでなく、企業全体の持続的な成長にも繋がります。また、社会全体でも発達障がいへの偏見を減少させることで、より包摂的な社会を形成することに寄与すると考えられています。
ニューロダイバーシティアワードの意義
このアワードは、ニューロダイバーシティへの理解を促進し、多様性を尊重できる社会を目指す趣旨で設立されました。受賞を通じて、新しい技術やサービス、社会的なアクションの普及が期待されます。
公式サイトと今後の展開
詳細はNTT ExCパートナーの公式サイトで確認できます。今後も、サステナブルな社会実現に向けて様々なソリューションを提供することを目指していくとのことです。
公式サイト:
NTT ExCパートナー公式サイト
この歴史的な受賞が、発達障がいに対する理解と共感をより広めるきっかけとなることを期待します。