物流業界の未来を考えるオンライン研修の概要
2024年11月27日、株式会社矢野経済研究所と独立行政法人中小企業基盤整備機構が共同で、オンライン研修「物流業界の未来と現在から自社物流の在り方を考える」を開催する。この研修では、急速に変化する物流業界を見据えた課題解決のための知識と実践的な手法を参加者自ら身につけることができる内容となっている。
研修の狙い
物流は経済の動脈とも言われ、人々の日常生活に欠かせない「物」の流れを支えている。しかし、現状では深刻な人手不足や働き方改革に伴うドライバーの時間外労働の上限規制、さらにはSDGsへの対応が求められており、従来の物流運営が難しくなりつつある。そうした中、本研修は2030年の物流の未来を展望し、現在の物流業界における様々な環境や政策、テクノロジーの活用方法を深く理解し、自社の物流戦略を再考するための基礎知識を提供することを目的としている。
参加対象
この研修は、物流に関わる中小企業の担当者を対象としている。具体的には、物流企業や荷主企業、卸売・小売企業などの物流責任者や、自社のサプライチェーンを見直したい方、システムやロボットを活用した物流の効率化を検討している方々が参加を期待されている。
受講形式と必要な環境
受講はオンラインで行われるため、パソコン、WEBカメラ(内蔵型も可)、ヘッドセットまたはマイク付きヘッドホン、安定したインターネット環境が必要となる。講義だけでなく、参加者同士での演習も行われるため、ビデオをオンにして参加することが求められる。これにより、よりできる限りリアルな場の参加感を味わい、知識を深めることができる。
研修のスケジュール
日時: 2024年11月27日(水)13:45 ~ 17:00
受講料: 3,000円(税込)
*
定員: 30名(先着順)
研修のカリキュラムは以下の通り:
1.
事務連絡(15分)
2.
講義 - 物流業界の未来と現在 (60分)
- 2030年の物流市場の展望
- 現在の物流市場を取り巻く環境と政府の政策
- テクノロジーの活用方法
- 今後の物流企業・荷主企業に求められること
3.
ワークショップ - 自社の課題の見直し(15分)
- 参加者間での物流課題の共有
4.
講義 - 実際の製品・サービス事例(75分)
- 予約システムの実例
- 倉庫内作業の可視化
- 物流ロボットの導入例
- 効率的な輸配送に向けた協業の取り組み
5.
ワークショップ - 課題解決に向けたアクション(30分)
- 各自の課題に対する今後のアクションプラン
- 参加者間での意見交換
本研修の講師は、株式会社矢野経済研究所の生活・環境・サービス産業ユニットから、主任研究員の田中里奈氏と研究員の熊谷悠紀氏が担当する。
お申込み方法
参加申し込みは中小企業基盤整備機構の公式サイトより受け付けている。詳細や申し込み方法については以下のリンクを参照のこと。
中小企業基盤整備機構 お申し込みページ
さらに、研修に関する問い合わせは、株式会社矢野経済研究所のマーケティング本部カスタマーセンター(TEL:03-5371-6901)に直接連絡することができる。
この研修を通じて、参加者が物流業界の未来をしっかりと見据え、自社の戦略を再構築するための大きな一歩を踏み出すことが期待される。